ジムカーナ練習会 8/42012/08/05

JAGEの二輪ジムカーナ練習会に行って来た。だいぶ前に申し込みの問い合わせをメールでしたところ、別に申し込みは要らないから当日来てね!って事で行って参りました。

場所は茨城県のトミンモーターランド。ちょっと周りが田舎で迷い倒し、どこをどう通ったかよく分からない状態で到着。

■全体の感想

皆さん紳士淑女ばかりで大変お気遣いいただき楽しめました。翌日は大会だという事でボンクラなど構っている場合じゃなかったはずだと思うのですが、とても楽しめました。楽しそうな世界です。

■指摘

基本的には自主練習会なので通常はアドバイスいただけないものかと思うが、初心者なので特別に駄目な所の指摘などいただけた。

○もっとメリハリ
直線ではしっかりアクセル開けて鬼ブレーキ、なわけだけど、そのマイルドな過減速は今の私の実力の表れだな。練習するしかない。

○息が止まっている(死んじゃう!)
息を吐きながら旋回するように、と教えていただいた。コースに合わせてみたら「はふっはふっはふーーんはふぅ」みたいになって笑った。なんか違うかも知れないけど止まってるよりはいいかな。

○タンクは引っこ抜く勢いでホールド
まだまだ下半身のバイクへのしがみ付きが足りない模様。でも筋力に限界が…。

■ハンドルフルロックの練習

ハンドルフルロックができないとこぼしてみた所、練習方法を教えていただいた。やっぱり地道にやるしかないっぽいが、コツを教えてもらって以前程転けない。

具体的にはハンドルフルロック状態で極低速旋回。この練習、今までやってはみたもののバカスカ転けるのでもうすっかり嫌になってたやつ。コツは半クラでやること。これでチマチマ八の字を書いた。相変わらず脳が忙しいが以前程怖くない。これなら地道にやれるかな。

なにしろ「これやっとけ」で与えられた練習は「これでいいのか?」感が無くて取り組む姿勢も変わってくるね。

ちなみに会場には八の字を練習できるスペースが4カ所作ってあったが、どこも狭く、私が通常の八の字を練習するには膨らむ余地がなかった。膨らんだらコースの邪魔をして運が悪けりゃ大事故。でもあんな狭い所で八の字ってできるのかって思った。道は長いわー。

で、最初よりはロック状態多めで回れるかなって頃に「よし、コース行って来い」となり、狭いオフセットパイロンスラロームがなんと楽に! 速度は遅いけど随分と滑らかに回れる様になった。

■決心した事

○ステップ下のバンクセンサーのボルトを取り除こう!
以前「HMS 桶川 初級バランス 5/25」のコメント部分でセンサーを取り除く様な馬鹿な真似は…と書いたが、やっぱ要らないっぽい。擦るのが嫌で倒せない。邪魔。でもこれはタイヤをもっと良いのに替えるのとセットかな。もう取っちゃったけど。

○ラジアルを履こう!
次はTT900GPを履こうと思っていたけど、α-12 H にしてみようと思った。まずはラジアルを体験。

○フロントサスのOHもさっさとやろう!
来月、何か大会に出るとして放ったらかしのサスを何とかしなければ。
サスに詳しい友人といろいろ話した結果、現在オイルはヤマハの15番を入れているが、一旦ホンダの10番に戻す決心をした。高速域には向かないかも知れないが中低速での旋回重視なら柔らかめでも良いのではないかと思ったのだ。

■旋回に左右の差

タイヤに付着するカスの多寡、バンクセンサーボルトの削れ方から左旋回より右旋回の方がよりタイヤを潰し、倒せているらしい事が分かった。


上が右、下が左のもの。違いの原因は不明だが思い当たる事としては左の方が旋回中アクセルが遠くなって上手く操作できていないんじゃないかと。上体の捻りが甘い、つまり柔軟性に難ありか。

よく分からないけど。

[追記:12/08/09]
通常、燃費は32から34km/Lだが練習後は26km/Lだった。片道2時間の自走も含む。(迷った分も)

HMS 桶川初級 7/272012/07/28

桶川のHMSはバランスファーストしか行った事がなかったが、昨日初めて初級に行って来た。初級らしくバイクの取り扱い説明を軽く行ってからスタート。

■本日やったこと

○ブレーキ練習
○コーススラローム

八の字やパイスラはなく、ほぼコースラの教習となった。

■クラッチが変

さて、ブレーキ練習中、クラッチが変な事に気付いた。レバーを完全に離してもゔーーーーおんっって感じで「おんっ」の所で急加速する。滑ってるのか? お陰でおちおちスタート時に開けてらんない。ちなみに2番のVTRである。こんなんじゃ午後の教習どーなんのかなと思っていたら、エンジンのかかりが悪い症状もあったのでインストラクターさんが違う車両を出して来てくれた。

果たしてクラッチが正常なバイクは快適なのであった。

■コースラ

午後はコースラ。バランスファーストと違ってコース自体は特にキツい所はなかった。事前の説明はアクセルを開けるタイミングについて。バイクはアクセルを閉じている時は前輪の向きに進むが開けると駆動がかかるので後輪の向きに進むというお話。どっちの車輪が主導権を握るかって感じかな。
なので前輪が旋回出口と合ったからといってアクセルを開けると膨らむので後輪が出口に向くまで待とうね、と。

■本日の駄目ポイント

○上記の有り難いヒントをいただいていたのに、また平常心を忘れガツガツし「なんか小さく曲がれない」とイラついていた所。以前見た上手い人は八の字を丁寧に旋回終了させていた。それを見習うべき。

○前ブレーキが弱い。少なくとも垂直状態ならロックしてもそれほど危険ではないのだから、もう少し思い切るべき。

○パイロン際を通れていない。通れる様になるには思ったラインを通れるようにならなければいけない。でなきゃパイロン倒しまくりになる。

○へそを進行方向に向けていない。(指摘された)
上体をしっかり動かす事がセルフステアを妨げない一要素である印象を受けた。ハンドルをふわっと支える為のコツみたいな。

■思い切れ!

インストラクターさんが仰るには、少し怖いくらいのレベルで練習しようとの事。心臓バクバクいわせながら「うわー今の無理かと思ったけどできたわー」ってくらいの挑戦をしてみようって。もてぎではちょっと聞けないタイプのご指導かと思った。

■暑かったー

ここは更衣室にシャワーがあるから下着から全て替えを持って行くべきだったな。塩水吸ったモンを再び着用ってのはちょっとヤだったわ。

HMS 桶川 初級バランス 5/252012/05/30

先週土曜の25日、桶川のHMS、バランスファーストに行って来た。

ちょっとその前にツーリングで人に言われた事を書いておく。ステップ下のバンクセンサーボルトが走行中に接地するとビクッとしちゃう(気持ちが)っつー話をしたら、「イン足に荷重残ってんじゃ?」と言われた。直してみた。走り易かった。感じた事を言ってみるもんだと思った。まあそれでも擦ったらビクッとしそうだけど。

さて、目下の所課題の半クラ、なかなか上達が見えない、上達してんだかしてないんだかの半クラ、これを鍛えようとバランス系教習に行って来た。目新しい練習方法を教えてもらって良かったっちゃー良かったんだけど、バランス自体はもう自分で地道にやるしかない感じだ。

朝から雨だったがバランスだし問題無い。

■八の字とか

午前中は一人パイロン二個で旋回系の練習をやる。最初に駄目な例として挙げられたのが、

・旋回始めに速度落とし過ぎ
・アクセル開けるの早過ぎ
・駄目なライン取り(旋回始めにパイロン近い)

とかだったかな。とにかくリアを最後まで引き摺る様にって事だった。那須MSLで消化できなかった課題である以下の入力の八の字をやった。


旋回スタートの前ブレーキ時に一旦アクセルを閉じる方法で。まだ荒いがマシになってきた。以前に比べると随分後ろを引き摺れる様になってきた。

■昼食

ここの昼食はいつも美味しい。

■パイロンスラローム

直線とオフセット。慣熟走行後、コースをアイドリングで走る課題。ハンドルの先に手のひらを添える感じでハンドル入力も極力控えるというもの。

さて、本日の教習車のVTR、アイドリング走行すると20mくらいでエンジンストップなさいます。ちっとも練習にならず。セローみたいにスロットルストップスクリューついてないかなと思って見たら、いかにも「ココいじったって下さい」って感じでつまみが付いていた。これだなとは思ったが…き、汚い…。

でも背に腹は替えられないのでインストラクターさんのエンジンを止めての説明を聞きながらちょっと回してみた。「じゃあエンジンかけて下さーい」のかけ声でかけてみるといきなり五千回転で回り出すエンジン。あーびっくりした。だいたい二千回転くらいにしてみて練習開始。

次の練習は直線とオフセットのパイロンをイン側の手でタッチしていくものだった。面白かった。

■バランス系

本日のメインイベント? 一本橋とか千鳥。これがまあ、少しはマシになってるんだかないんだか。ジグザグ一本橋は角2カ所をクリアできたがまだALLクリアならず。千鳥もALLクリアは無理だった。尻をアウトにするのを無意識にできない。スパッとリーンアウトの体勢にできるようにしないといけないな。

那須MSLライディングスクールに行って来た2012/04/10

過去記事(那須MSLライディングジムに行って来た)の最後で触れたライディングスクール、8日のワンデイに行って来た。晴れたけど気温は低くて到着する頃には手がかじかんで申込書が非常に書き辛かった。

■準備運動等

インストラクターさん紹介とか準備運動とか。寒いから入念に。

■八の字

まずは八の字。4人で一カ所を使う。ので、一人が練習している間は他は休み。うーん、これは人数多すぎなんではないかと思った。

最初の八の字で通常やっているのをやってみた。「リーンインなのはまあ悪くないんだけどウィズとかアウトでやってみてください」と指導を受けた。次にリーンウィズでやっている最中、「ウィズはOKかな、じゃあアウトで」という感じで声をかけられたのでアウトに切り替える。これもまあ大体形にはなっているらしかった。普段やらない事で全然荒い状態なので今後はスタイルの違う八の字もやっていこう。

■コーススラローム

次は軽くコーススラローム。駐車場に設置。ここもちょっと人数にしては狭かったかな。少し待ち時間がある分には考える時間があっていいんだけど、ちょっと時間ありすぎだったかな。

3個位の直線パイロンが一カ所あり後半はオフセットパイロンが後になる程短くなって行くレイアウトだった。先ほどリーンウィズとかアウトも試してみるよう言われたのでここでもやってみた。意外に忙しい。面白くなって来た。ちょこっとずつ摘み食いしている感じ。

■パイロンスラローム

オフセットが緩めに6個、直線が5m間隔で13個あった。

ここでもいろんなスタイルでやってみる。更に前回のもてぎでも提案されたラインを変えて走るのもやってみる。でもちょっと漫然と走ってしまった気もする。時々は純粋に楽しんで走るのもアリだよね、うん。

直線パイロンの方は前回のライディングジムでの掴みを確認。腕の屈伸は意識できそうでなかなか難しいけど頭の位置をパイロンラインに置き続ける意識はできる。パイロン中間に印のテープが貼ってあったので良い目印になったし、きちんと中間より手前を通れている確認にもなった。当面はアクセル一定のブレーキ調整を安定させて行こう。細いバイクだし、ぬるぬる系直パイを目指したい。

○ぬるぬる系直パイとは○
今できた造語。豪快に左右に倒してアクセルをガッガッと開けて行くアグレッシブなバインバイン系(今できた造語)と対照的な、縫う様にスルスルーと行くイメージの直線パイロンスラローム。

■昼食

昼食は普通に食べるのは多過ぎるかなと思ったので、消化が良さそうで糖が期待できるカロリーメイトを持って行った。ちなみに場内にはカップ麺の自販機がある。なかなかの売れ行き。飲み物は50円である。お天気もよろしく皆さんピクニック気分で思い思いの場所で食べる。

■バイク引き起こし

昼食休憩が終わり午後の一番はバイク引き起こしである。フルカウルバイクとアメリカンが餌食に。フルカウルの方はまあよくある通常の引き起こし。アメリカンの方はハンドルをツーハンデッドの方法だった。右に転けた場合は寝てるバイクのハンドルを左一杯に切って重心から遠い位置を作り、そこを両手で持ち上げる方法。

私は軽い分野に入る自分のバイクでもハンドルツーハンデッドだが参考になったのは体の向き。バイクに背面を向ける格好。誰かやってみませんかという事で女性が選ばれたが、割と難なく引き起こしていた。思わず拍手。

○家に帰ってやってみる○

右に転けた状態
転けるのはUターン中が多い気がするので右に転けるのが多いかもって事で。倒れたらこんな感じ。まずは安全確保。次に落ち着く事。キーをOFFに。

先生が仰るには、落ち着く為にタバコ一服とかするとガソリン漏れてた時に引火するからねーって。もうそこまで堂々と落ち着いてたら倒しちゃったんじゃなくて敢えて横にしてあるように見えるだろうね。往来の真ん中で。

ハンドルを左に切る
さてと、ハンドルを逆にするか、と。サイドスタンド出してギアが入っているか確認。

両腕は伸ばして
ハンドルを両手で掴む。両腕は伸ばす。スクールでは最初からタンクにお尻を付ける形で引き起こし開始だったが、このバイクだと左ハンドルが邪魔なので最初はこの形で。

脚の力を利用するよう意識
なんか腰使っている気もするけど教わったのを取り入れたお陰で楽にはなったのでまあ良かろう。ここから少しずつタンクに尻を寄せて行く。で、尻で上げる。

[追記:12/04/14]

はい、体の形について旦那に駄目出しいただきました。腰の曲がりがいただけないそうです。まだこのバイク軽いからいいけど腰壊すよって。(追記終わり)

尻をタンクに寄せて行く
はい、できました。ガソリン満タンなのでドレンからガソリン出て臭い。

■ブレーキ

ブレーキ開始ポイントは特に設けられず目標の位置で止まる練習。ここでも入力は一定、目標を超過したら次回は開始ポイントを手前に、手前で止まったらポイントを先にして行って精度を高めていくというもの。思っていたよりは上手く行った気がする。様々な速度や入力強度で数をこなして行きたい。
ブレーキ概要

そういえば、前をガッツリ効かせようって課題を忘れてた。

■サーキットコース走る

那須MSLのコースはこんなの。最初にヘアピン部分の走り方を解説。目印として最もフチに近付くべき所に青パイロンが置いてあった。目印は何カ所が置いてあったが、これがかなり参考になった。まずはコースと受講者を半分に分けてそれぞれを覚える。途中入れ替え。

最後にコース全体を走った。先導者のいるパレード状態なので難易度を上げてみようと片手でやってみる。難しく感じた部分は急減速部と大旋回部。右手に負担を感じた。

右手は通常アクセルとブレーキに集中していて左がハンドル操作を担っているらしい。減速時の上体支えは両腕でやってるんだろう。考えてみりゃ細かい切り返しが多いコーススラロームだと左前腕部がやたら疲労するので、私の未熟さを左腕が全てひっかぶっているんじゃなかろうか。

そこで課題。

○急減速時の体の安定を強化○
減速時、ニーグリップをもっと意識。タンクパッド等、グリップ向上しそうな物を貼ってみるとか? シートにシリコーンスプレーがかからないように注意。

○大旋回時、膝でタンクを押さえ込む○
大きいRの場合、時間に余裕があるからなんとかなるとして、細かい切り返しの時もやっぱタンク入力使った方がいいのかな。いいよな、そらできんよりは。

■総括

今回初めてサーキットなるものを走った。今までは高速域は避けていて「オフロードの方が勉強になるし、私はいいや、コレは」と思っていたけど良い勉強になった。

また、初心者講習という事でコース設定は緩めであったが様々なスタイルで走るよう指導され今まで摂ってなかった栄養を摂取した気分である。やるべき事がそーとー増えちゃったけど総合的な技術向上を目指して行きたい。あれ今イイコト言っちゃった? 後悔すんぞ。

友人に勧められた日光サーキット、私はいいよと答えたけど走ってみっかな? とか思ってる。「一転けあばら」は怖いけど。

○一転けあばら(ひとこけあばら)○
一回ちょっと転けただけで肋骨くらいはフランクに折るよ、の意。

■講習後に先生とお話

帰り支度中、先生とお話できた。最初のご指導をきっかけにいろんな走り方をしてみて良い試みになった事をお伝えし一つ質問。八の字で前ブレーキをかける時はアクセルは戻しますよね? って。勿論です。その方が安全です。と力強くお答えいただきました。

ですよね? ですよねー。アクセル少し開けながら前ブレーキって大変でございますもの。そしたら。「まあそうしてる人もいるでしょうが」っぽい事を。

え? 今なんておっしゃいました?

勿論公道では安全第一でございます。やれる必要なんかありません。でもその操作、決して不可能じゃない。そらできんよりはできた方がいいよな。

HMS もてぎ中級 4/12012/04/04

3日前、もてぎHMSの中級に行って来た。新年度に入りいくらか変化がある模様。具体的にはASTPんとこ? の自販機が市場価格になったとか、ブレーキ練習は70km/hまで解禁にしてみるとか、新しいインストラクターさんをお迎えとか。新インストラクターさんは白バイに乗ってらっしゃった方らしいですわよ、奥様。

■ブレーキ

さて、軽くお話をうかがった後、いつもの様に準備体操などをしてまずはブレーキ。入力一定。以前の那須MSLでの実感としてまずはこの練習をみっちりやって精度を上げるべし、だったので心してかかる。

一発目はいい感じだったが何度かやるうち恐ろしく後ろが滑った。大して踏んでないと思うのだがつるつる滑る。腕に力が入っていると指摘を受ける。心して掛かり過ぎて力み過ぎか。

この教習車の後タイヤがいかに滑り易いと云えども、私は後ろを踏み過ぎだし前はまだ強く握る余地があると思える。次はそこが課題。

■オフセットと直線パイロン

少し休憩を挟みオフセットと直線のパイロンスラローム。もう後ろが滑る滑る。直線パイロンの方は那須MSLの方法でアクセル一定リア調整で行ったが速度なんか出てないのに何でこんなに滑るんだと思った。全然できない。

これは…ひょっとして…車両……が良くないんじゃ…。
いやいやバイクのせいにするなどクズのやること。

大して入力していないのに滑りまくる後タイヤに四苦八苦して課題とかなんだとか関係ない時間を過ごす。いやー滑る練習になったっつーの。オフロードか、みたいな。

■昼食中に考える

ホーネットはもう一台ある。車両を交換しようか。

相性の悪い車両に乗るのも良い練習かも。そもそも車両のせいなのか? ここで替えても同じなのでは? しかしこの駄目っぷりが私のせいなのか否か、それが知りたい。食べ終わる頃に車両交換を決意する。

で、始まった午後の教習。替えた車両、左レバーをニギニギすると根元のボルトが動く。根元下の袋ナットが無い。インストラクターさんがもう一台から取って来てくださった。

午前の車両に比べると少しアクセルが重いが後ブレーキは余程コントローラブルである。良かった、私のせいじゃなくて。替えてみて良かった。あの車両、後輪に油塗ってあったんだわ、きっと。

■コーススラローム

今回のコースはインストラクターさんの案内の通りラインを自由に設定できるもの。小回りしようが大きく回ろうが自由、という感じ。

○指摘
旋回中のブレーキが安定していない。握り増し、踏み増ししている。
そして、前ブレーキはもっと使えるよ、と。

やはりブレーキの精度を上げる必要があるな。

○指導
せっかく自由に走れるスペースが設けてあるのでラインを変えてみてはどうか。

普通に走るのさえ理想から遠いので他の事を試してみる余裕があまり無いような気がしたが、個人的にそうアドバイスを受けたのでやってみた。そう言えば以前の教習でも小回りする必要の無い場合は速度を上げてもう少し倒してみないかと提案されたんだった。

大きめに、速度高めに走ってみた。何か今までよりは余裕が感じられる気がした。旋回時間が長くなるからかな。教習後にその話をしてみると、旋回時間を長く設定して操作を定着させ、小旋回に移行して行くというアプローチも有効な手だとの事だった。

○タンク入力について
今回は細かい切り返しは一カ所のみだったけどタンク入力はどんな旋回でも意識してやっとるモンなんでしょうかと質問してみた。この辺は人によるんだろうな。タンクはたく人、ステップ踏む人、あまり何もしない人。質問したインストラクターさんはあまり意識しない人らしい。わりとバイクにお任せ系の方なのかな。私もそっちを目指したいかなと思っている。まあこれに関しては保留にしておこう。

■基本大切

近頃、まずは基本をひたすらしなきゃと思っている。
(1) ブレーキ。入力一定で目標で止まるもの。前をしっかり。
(2) 円旋回。奇麗な円を目指し、かつ、ハンドルフルロックをできるようにする。

1によってブレーキの精度を上げ旋回安定性向上、前ブレーキをアグレッシブに使える様に。2によってハンドルのストッパーまで切れる事に恐怖を感じなくする。セルフステア阻害要因を解消できるのではないか。そんな感じでいってみっか。

那須MSLライディングジムに行って来た2012/03/24

以前ジムカーナをやっている方から教えていただいた那須MSLのライディングジムというのに行って来た。3/21の話。

■どこ?

那須MSLの場所はココ。入り口んトコに結構狭いトンネルがある。練習会場はここの駐車場。

■どんなの?

ライディングジムに関してはココを参照。月曜が定休でそれ以外はやってる。一応前日までに予約が必要。

非会員の場合は一時間1,500円(会員1,000円)。午後1時から一時間やって30分休み、2時半からもう一時間、といった感じで練習できる。

装備は比較的自由。ライディングブーツとジャケット着用なら問題なさそう。肘と膝のプロテクターはあるらしいので有料で貸してもらえるらしい。コーススラロームはない。八の字、直線パイロン等の基本を行う。

■宿題消化しようと思ってたのに宿題増えた

八の字でやりたい課題がいくらかあったが、まずはこちらからは何も言わずにアドバイザーさんの指示に従ってみることにした。結果、指示された事を消化できずに課題が増えた状態で終了した。

■最初の一時間

この日は寒かった。13:10からスタート。

15m程と少し遠めに離れた二つのパイロンの所でまずは軽く旋回。だいたいこの辺の技量かと見定められた所で八の字に移行。アクセル一定、後ブレーキのみで速度調整を行う八の字を指導された。柏さんのDVDを見て前々からやらねばと思っていた練習だ。また、旋回中の後ブレーキの引き摺りが未だ不安定だったのでそれの解消に有意義かも知れないと思った。

しばらく走行。アドバイザーさんは時々立ち位置を変えて走行チェック、旋回が理想に近付いた時は良しと仰る。つまりは舵角が十分付き旋回の後半で十分に小回り出来た時だ。「倒し過ぎない」「リアブレーキはもっと効かせられる」と何度も指摘を受けた。私としては倒しているつもりは無かったのだが、後でタイヤを見てみると端まで行ってた。端まで行くような走り方をしたつもりはなかったので少し驚いた。空気圧が低かったかな?

まあ大体こんなモンかなという辺りで、これまでの動作プラス直線部分で少しアクセルを開けて、旋回直前に前ブレーキを使う事を提案された。でもこれがなかなか…!

八の字の直線で加速してブレーキというのは勿論今までもやっていたが、旋回中も少し開けてリアを引き摺りというのはやっていない。せいぜい遊び取りである。現在、八の字は以下のような入力でやっているつもり。

今の所、八の字はこんな感じ

まだ旋回も安定しないので平均するとこんな感じという図解である。で、今回指導された後ブレーキ調節の八の字は以下の感じ。

後ブレーキ調節の八の字

アクセルは少し開けたまま固定、後ブレーキは力強く入力、となる。これにプラスしてアクセルと前ブレーキを足すと


こんな感じになるんだけど難しい。右手が難しい。少し開けながら前ブレーキ、難しい。図を描きながら思ったが前ブレーキ操作するときだけアクセルは閉じてていいかな。結局これがまともにできなくて、とりあえず後ブレーキ調整八の字の精度を上げる方向でこの日は良いという事にした。

多分だけど、八の字は最初の図のやり方で良いのだと思う。でも最後の図のやり方も出来た方が出来ないよりは良いし、VTRの様な非力なバイクでは有効な手段になってくるのかも知れない。

さて、まだ時間は残っている。続いて直線パイロンスラロームをする。まずはパイロン間5m以上、おそらく5.5m程はあるかも知れない、5個程の直線パイロン。

ちょっぴりずれてるのがある。

まあ問題無い。

これもアクセル一定、後ブレーキ調整で行うよう指導された。今日はとにかく丁寧にこなしてみようと思っていた。やってみる。おおー、いつもの様にアップアップな感じがしない。かといってそんなに遅い感じはしない。いや遅いかも知れない。

間隔を4.5mにしてパイロンを2個増やしてもらった。これもアップアップな感じがしない。アクセルを足すととたんにアップアップ。でも最大の収穫は直線パイロンスラロームにおける永遠の先送り事項だった腕の屈伸、これが意識できる予感がした。できたとは言わない。予感がした。ここに気付けただけでも出来たも同然(違うがな)。

こんな感じで一時間目が14:10に終了。

■休憩を挟む

20分休憩。ストレッチしてバームクーヘンで糖分補給してつんぐつんぐして過ごす。14:30に再始動。

■二時間目

ブレーキの事もしてみようと思い、ロックの練習をしますと宣言。一通りやってみたものの怖くなって来たからやっぱ八の字。ロックの練習もいいけど、目標の位置で停止するブレーキングをまずはみっちりするべきだと今思った。今度はそれでお願いしてみよう。

二時間目はひたすら後ブレーキ八の字をする。少しは出来るようになって来ていたハンドルフルロックが何故か今日は出来なくなっている。時々こつんと当たるのみ。これが出来ないと今以上の小旋回はできないと思っている。怖くてセルフステアを邪魔するからだ。できるだけ自然に切れるのを邪魔しない様に意識するのだが困難に感じた。何度もふらつく。

思ったより内側に切れ込みすぎてパイロンに突っ込み左に転倒。ペダルを曲げる。今回は折れずに済んだがスペアパーツを持って来ていない事を反省。次回注意。

最後の方、集中力が切れて来た。終了してからそれを指摘される。あ、やっぱ分かりますか。

■後ブレーキ酷使につき

後ブレーキ多用の為、低い気温の中でもディスクは相当熱くなっていた。一方、ハードなブレーキングは無いのでタイヤはまだまだといった所。今後良い季節になってくると相当厳しい後ブレーキ。もしかしたら以前のパッド交換でとっぱらったシムを付けた方がいいのかも知れない。

でも以前のパッドが異様に減ったのはこのシムが板バネ状態になってたからなんじゃないかと思えて悩む。

■違う視点で

HMSとはまた違った指導で今回は良い試みであったと思っている。先達は複数あらまほしき事なり。

ここ那須MSLでは他にこういうスクールも開催している。講師は中井直道氏。柏氏、内藤氏と並ぶ初心者指導の大家であると私は思っている。参加できたら素敵なんだけどなー。

もてぎASTPお客様感謝Dayに行ってきた2012/03/04

近頃HMSはご無沙汰してて、リーズナブルな走行会ばっか参加である。ちょっと悪いなという気はしている。

さて。ここんとこ寒くて一ヶ月位乗ってないけど行ってきた。友人への年賀状に「冬を制する者はライディングを制す」とかデカい事書いちゃった気がするけど取り消したい。寒い時はね、危ない。うん。

本当はフロントフォークのオーバーホールをして行くつもりだったんだけど、最近はMac miniと戯れててつい。

そんな感じでいろいろ駄目な今日この頃、久々のスクールである。

■オフロード 初中級 (二時間半)

午前中はオフロードやってみた。もてぎでのオフロードスクールは初めて。CRF100に乗った。昨晩は深夜過ぎてもまだ雨降っていたので地面はまあ割としっかり水含み。でもむしろ良かった。過去ヤマハの2回のスクールがもう全力でぬたぬただったから、オフロードってのはこれが普通だっていう気がしてきている。

でも二人のオフローダーの前で「地面濡れてる方が練習になるよね!!」と聞いたらスッゴイ微妙な顔を二人共そろってしたのよね。

閑話休題。

まずは舗装路でオフロードバイクに慣れてもらうって所から。軽く直線パイロンとオフセットパイロンが作ってあって、オフロードでの乗り方を説明。

・しっかりリーンアウト
・イン側の足をピシッと前に出す

何しろ路面のグリップが期待できないから、期待しない乗り方はコレ!ってな感じで。

バイクにも慣れてきた所で未舗装エリアへ。ちょっと坂上がってオフセットパイロンが置いてあった。人の多さに対して会場が狭い。まあ希望者が多くて定員枠を増やしたお陰で今回乗れてる訳なんだけれども。

そんな訳でブレーキターンがやりたかったけど、指示されていない事して転けて列を詰まらせるのも何だなと思っていたら途中エンストかましまして、キックしかないから結果的に列を詰まらすというポカをしまして。

で、休憩後に会場が広がった。カントのついたカーブとぬたぬたと低めの丘。楽しかった。

■時間が空いたのでコレクションホールに

お昼ご飯を食べた後、予約が取れなくて時間が空いたのでコレクションホールに行ってみた。人が走っているのを見ていても良かったんだけど風もあって二時間も佇んでたら冷えちゃうから動いている事にした。今回は持ち込み車両なのでVTRを暖めてもおきたかったから。

RC166とNRのエンジンを眺めCRF450Rの背中のラインがツバメみたいに美しいとひとしきり眺めた後、1階のアシモ君コーナーでバランスチャレンジをした。ステージはこんなの。
アシモ君とこのバランスチャレンジ
足跡のついた円盤の下部周辺にスイッチが置いてあって接したらカウントされる。数字が小さい方が勝ちって事。測定時間は多分1分位。0〜9は最上位となる。以前やったときは4で「バランスプロ」認定されたけどまぐれだったかも知れないと思っていたが今回は6で、まあバランス自体は悪くないんだろうと思えた。

■直線パイロンとオフセット(50分)

午後の一本目は10個位の直線パイロンと続くオフセットパイロンのコース。で、オフセットの旋回中に前輪からぶぶぶって感触が来るから多分駄目だよねコレと思って質問した。「それ、言おうと思ってた」と返答されまして。まず「ぶぶぶ」の原因は、
車体に押されて鳴く前輪

舵角がついているのに後ろから押されるから鳴る。これがVTRだからぶぶぶで済んでるけどリッター車だとタイヤが負けて転ける。

○まず直すべきは旋回中にアクセルを開ける事。

○何故開けるのか。旋回中にスピードが落ち過ぎるから。

どう解決するか。

○旋回前にスピードを落とし過ぎない

○舵角をもっと付けてもっと速く旋回を終わらせる

○アクセル開け始めをもっと繊細に

○アクセル遊び取りが遊び取りになってない可能性を考える

いろんな動作のタイミングがずれてるってのもあるなあ。以前八の字で指導された様にバイクが起きるまでアクセル開けないというのをしばらくやろう。

■コーススラローム(50分)

あーまた欲が出た。全然平常心にならん。丁寧にエレガントに。っつってんの。でもまあ面白かったからいいや。

今回のコースは直パイ部分、あるいはそれに準ずる部分が多くて他の所の伸びやかな感じで突っ込むと破綻する感じだった。モード切り替えは素早くねって事で。面白かったのは曲面パイロン。キツいーー楽ーーキツいーー楽ーーってなる。
曲面パイロン

■初めてVTRで走ってみて

HMSだと持ち込み不可のようだが、お客様感謝Dayとかなら可だという事で今回VTRで走ってみた訳だが。

普段使っているホーネットと比べるとやはり非力で2速で走っているかの様な感覚だった。なのに極低回転時の滑らかさは無いという。これは早速スプロケット変更だな! と思ったがコーススラロームしている時には慣れて来ていた。VTRならVTRでの走りってのがあるはずだ。

つうか、3万キロ変えてないエアクリとプラグ、OH直前のフォーク、伸びしろはまだあるものの抵抗(と音)が大きくなって来たチェーンをどーにかしてからモノを言えって気がする。

で、流石に普段乗ってる車両は馴染んでいるらしく、結構操れている様に見えたらしい。そこは良い点だったと思う。あるいはあらゆる乗り手に楽をさせてくれるVTRの実力ってやつかな。

■タイヤとブレーキの暖まり具合

気温と路面温度が低いからかタイヤもブレーキも暖まり辛い。
前タイヤ: ぬるい。
後タイヤ: 前より温かいが人肌以下って感じかな。
前ブレーキ: 温かいがずっと触っていられる。
後ブレーキ: 熱くてずっと触っていられないが「あっつっ!!!」って程じゃない。

タイヤの様子は溶けるまではとても行かないが細波模様が少し粗目。でさ、DUNLOPってなんかすぐにタイヤ臭してこない?

初心者にお勧めのDVD その22012/01/28

えー、初心者にお勧めのDVD その1 で柏秀樹氏のライディングDVDを紹介しましたが今回はこちら。

お勧めDVD
[プロインストラクター内藤栄俊の舵角で曲がる ストリート最強テクニック]
もうね、「最強」って所が少し辱め?

■裏面に目次がある

●舵角走法とは
●ストリート最強テクとは
●SRTT流トレーニングメソッド
 (オフセットパイロン/ストレートパイロン/コーナリング/ブレーキング/8の字トレーニング)
●ストリートで使える実践テク
◆10項目のスペシャルテクを紹介◆
 (リアブレーキングターン/スロットルワーク/リアステア/フロントブレーキングターン/3次元ニーグリップ/ストリートハングオフ/スライドコントロール/インシート荷重/低速バランス)

最後は10項目とあるが何度数えても9項目な気がする。

[追記 2012/2/1]
もしや裏面目次が間違いでDVD中ではちゃんと10項目なんじゃないかと数えながら見直すと、10項目あった。確かに。ストリートハングオフとスライドコントロールの間にリアルセルフステアっつうのがあった。スペシャルテク紹介はSRTT流トレーニングメソッドの中に織り交ぜてあるので注意。[追記終わり]

■柏氏のDVDと比べて

私としては柏氏と内藤氏のライディングテクニックが初心者には超有用だと思っている。柏氏の方は基本中の基本で、超初心者でも言っている事が分かるし誰にでも当てはまる教えなのではないかと思っている。

内藤氏の方は公道での安全性向上を目的としたコーススラローム走行技術を教えていて人によって取捨選択の幅のある教えになっていると思う。

■内容

内藤氏の教えの特徴はDVDタイトルにもある通り「舵角」。旋回時にハンドルが自然に切れていくセルフステアを妨げない事。これが最大のキモになっている。

それと後ろ乗り。シートの後ろの方に乗るという単純な話ではなく、まあリア荷重の事かな。DVDではリアステアと表現しているが後輪を軸にして前を回して走るというイメージでと言っていた。

これらのポイントは中低速域での話で、高速になるとまた少し乗り方は変わって来るという感じ。

後は基本的な項目を一つ一つ丁寧に解説していく。例えば、
・パイロンに対してどうラインを取るか
・姿勢(上体を曲がる方に向ける。臍が向く位に。肩とハンドルを平行にとか)
・後ろブレーキ引きずり
・アクセルの遊び取り
・膝でタンクに入力
・ステップ荷重
・まあいろいろ

たまに見て今度はこれに注意して乗ってみようとかの材料になると思う。ちなみに私は今回見てみて八の字でタンク入力とかしてなかったのでやってみようと思った。只今絶賛タンク入力タイミング全然合わない中だったので良い練習になるだろう。

■隠れた?見所

柏氏のはくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくる回る定常円旋回が軽く驚異だったが(あとあんなデカイバイクがあんな小さく回れるん?みたいな)内藤氏がほんのちょっと披露する小旋回も見事。パイロンを太陽として彗星の様な軌道を描いて旋回する。美しい。

もてぎASTP走行会に行ってきた2011/12/30

昨日29日(木)にASTP走行会に行ってきた。一応平日だからかお客さん少なめ。近頃は練習もせずについツーリングに行ってしまい久々のコーススラロームだが、どんなもんだろうと思いつつ参加。

■コーススラローム(ショート 正味30分)

コースは特にややこしい部分は無かった。9:30スタート。思った程寒くない。

○指摘
上半身固いと指摘を受ける。まあ寒かったし久々だし…的な。とりあえずウォーミングアップという感じで。

建物の影になっているガレージ前に四輪の教習車が多数並んでいたが、コース終了の10:15でまだ凍結していた。これらの解凍はインストラクターさんの朝のお仕事らしい。皆さん「冷凍マグロ」と称していた。

■直線パイロンスラローム(正味30分)

パイロン20個くらいの直線パイロンスラローム。苦手科目。

○指摘
左右で違う。左にパイロンある時の方が近いらしい。しばらくしてからまた見てもらったら良くはなっていたけど安定していないと指摘され。

○指導
少し上半身を前傾させて腕の屈伸をしやすくしてみよう、と。理想的な形の屈伸は無理にしても腕に余裕を持たせるのだけはやっておこう。

相変わらずこう操作しようと考えるとバランバランになる。バランバランだろうが遅かろうがまずは腕の屈伸が出来るように1つ1つを丁寧にやるべきなんだろうけど、そうなるとまー楽しくない。でもやるべき。うん、たまにやろう。

無意識に落とした動作はそれなりだけど、そうでない操作は脳から四肢までの通信経路にボトルネックでもあるんじゃないかね、私。ハエが止まるわ。あと、アクセルのリズムにあわせて「シューマッハ、シューマッハ」と唱えていたけど、脳のどこから持ってきたんだ。

■バランスチャレンジ(正味45分)

わりと自由時間だった。参加者は私含めて2人。まずは一本橋。狭いの(20cm?)広いの(30cm?)、ジグザグの。ここのジグザグは段が低くて怖くない。でも全然出来ない。いつかできるようになるんかコレ。

もう一人の人がハンドルを切って静止の練習をしていた。ので私も円旋回を自主練習。ハンドルフルロック旋回まで少しずつ近付いている気がした。インストラクターさんがCRF100でやってみますかと仰るので乗せてもらった。軽い。素敵。これでオフでの旋回、スタンディング旋回の練習。

○指摘
スタンディング リーンアウトで尻の位置が違う。もっとしっかりアウトに。

○指導
旋回をできるだけ遅くしていきましょう、と。最終的にスタンディング静止に繋がるのかなと思った。

ここで前から気になってたフロントの抜重も練習させてもらった。まずはしっかり体を動かすのをやる。バイクを踏んづけるみたいに前を縮めてからエイっと引く。これにアクセルを足してやると。

上がった…。さすが軽いバイク。

しばらくやってたら膝の内側と腕が痛い…。でもこれでフロント抜重のベースが体感できたかな。アクセルとクラッチの操作を今後は足していけばいいんだと思う。

■コーススラローム(正味2時間)

午後は本日のメインイベント、コーススラローム。ASTP走行会はいろんな級の人が来るからなのかコースが二つ作ってあった。

一つはきつい部分の少ない速度の出るコース。大きなRの部分がいくつかあった。単純な直線と違うので一見何でも無く見えてこれはこれで一つの課題だと思った。速度を出すべきなんだけど怖くて出せない。バイクうるさいし。あれ? ギアチェンジすべきだったのかな?

一か所きつい部分が作ってあって、以前指導されたタンクはたきをしようと思ったが以前より全然出来ない。これは宿題だな。

もう一つのコースは慣熟走行でクリアできない部分が2箇所あった。まずはきつめのオフセットスラローム。後ろの方で厳しくなって破綻するアレ。そして直線パイロンが5個くらい続いた後にある少しだけオフセットしたパイロン。直パイのリズムで向かうと破綻。

厳しめオフセットは手前から貯金をするライン取りでようやく正しいルートを走行できた。
オフセットスラローム貯金ライン
始めのうちは最後がバランスの千鳥みたいになって笑った。まともに走れる時もあったけど、時々少しラインを膨らまして最後が千鳥になってた。

ちょっぴりオフセットも走れたはいいけど最初は酷かった。それなりにマシになってきた時に遅くはあるが正解に近付いていたらしく褒めていただいた。直パイの仲間みたいだが飽くまでもオフセットパイロンであるという意味が伝わってきた気がするが、どうなんだろう。というか直パイもオフセットパイロンみたいにこなしてみるとか?

○指導
もう少し倒してみませんかと提案された。ラインが緩くて小回りが要求されない場所では速度を落としすぎず倒す方に配分してみようという事か。バイクをもう少し信頼する気が起きた。より倒せていたと思う。早くなったかどうかはちょっと分からない。

ちょっぴりオフセットでは下半身でバイクを動かす様にしてみましょう、と。脚での入力は未だピンと来ない技術だ。タイミングがあってない感じ。

■終了

最後にアンケート記入。「新型VTR」という単語を3箇所くらい書いた気がする。もう発売から2年以上なので「新型」でもないけどね。現在ホーネットの稼働機は1台。これが無くなったら250ccは消える。現在HMSでは持ち込み車両での教習は不可らしい(HMSのみ? ASTP走行会は違うかも)ので是非と思うのだ。でもASTPも経営厳しそうだしなー。しつこかったかなー。
(持ち込み車不可は、なんでも以前持ち込み車と教習車で衝突の事例があったらしくそうなったとか。)

で、くじ引きがあった。マグカップが当たった!! 二重壁のステンレスマグカップ。山でコーヒー飲むべし。年の瀬に縁起良し。

オフロードスクール リベンジ編2011/10/24

22日(土)にオフロードスクールに再び行ってきた。今回は千葉県印西市のデコボコランドにて。インストラクターさんは同じ方で国際A級ライダーさんだった吉原朋正氏。明るい方です。

タイヤとクラッチとオイルとグリップが正常になり、これで挙動も正常だとスクールに向かう。今回も朝から雨。

■再びぬったぬた

前回と同様、地面はぬたぬた。着いた時は雨は上がっていたが、地面は乾くはずもなく。最初の周回で前回よりも滑りがヤバイ事が分かる。嫌な予感がしてくる。

タイヤが正常で空気圧は前後とも1kgf/cm^2無い位まで落としているのに大変良く滑る。(確か0.7〜0.8位かな。)

■ブレーキ

今回は前回より入念にブレーキ練習をした。前回よりスピードは上がっていたつもりだったけど不明。スタンディングでのブレーキも十分にやれたが、なかなか会心の出来とはならない。

■手動ブレーキアンチロックシステム

ここで技を一つ教えていただく。前ブレーキを小刻みに握り緩めを繰り返す。ポンピングブレーキの超せっかち版みたいなやつ。スピードが遅い状態で試すと前サスペンションが小刻みに作動して前が上下する。これは使えそうだ。

■ブレーキターン

前回もやったブレーキターン。タイヤ交換の甲斐あってか、前回より滑りにくい気がした。これは数をこなすしかないな。山の中で広い砂利道があったら是非やっておこう。

また、舗装路においても緊急回避、バイクを犠牲にして自分は助かるという形にもっていく練習になると思う。

■モトクロスコース

最後にやっぱりコース。前回よりぬたぬたではない様だったが滑るのは同様な感じ。コース全体は長いので途中でショートカットが作ってあったが初心者の目で見るとかなり無理矢理のショートカット。坂を上がったら左に旋回してまた上りという条件。二度挑戦したが二度とも最初の坂を上がった後に左に転ける。クリアならずが心残り。そこ以外は特に困難は感じなかった。

■怖い

今回お昼をご一緒したご夫婦、奥様の方は普段はオフに乗ってらっしゃらない方だった。で、初っ端でコレ。初心者講習だったはずのコレ。怖くて嫌になりかけていた。私もオフ乗りたてでこんなトコ来たらクサる事間違いなしだと思った。練習は「ちょい怖」くらいが丁度良い。

また、凄い勢いで転倒された方がいて相当な負傷をされていた。恐ろしい。他にも転倒したバイクのハンドルか何かに足をとられて棒が倒れる様に倒れた方もいて、あれだと体は兎も角、脳が振れそうで恐ろしい。

でも怖さを抑えて挑戦してできた時は非常に爽快。この辺がオフの素敵な所だと思う。

■リーンアウトで旋回

以前どこかで見た動画、小林直樹氏のリーンアウトで八の字or円旋回、あれのスタイルをやった。(参照:小林直樹氏のライテク講座)
動画を見たときは出来る気がしなかったが、何となく形になっていた気がする。傍から見るとダメダメだったかも知れないけど。

まあ全体的に駄目だった気がするけど怖くて面白かった。

[追記:2011/10/26]
指導前に準備運動をした。その際インストラクターさんがある準備運動の形のまま、

腕を水平の状態で
上図の様に腕を肩の高さで水平にしたまま話をされた。皆疲れてきて腕を下ろし気味になる。すると「腕は上げたままねー」と言われた。流石だ。インストラクターさんの腕は地面と平行のまま微動だにしない。さてはオフ乗りは肩が強いな。

実際オフを満喫すると翌日肩回りが筋肉痛で頭痛がしたりする。二の腕を含めて肩辺りが締まってくる気がするね。