長期放置、FIの場合2011/06/02

前々回はキャブレターのガソリンを減らしておく話を書いたが、今回はFIのVTRを一ヶ月程乗らなかった場合について。

放置してもぐずらないでお馴染みのフューエルインジェクション車だけど、この冬一ヶ月も放置するとやっぱりご機嫌は斜めだった。なので何度か燃圧をかけてみる。


図中の 6 が燃料ホース。これに大気圧より少し高い圧力がかかるらしい。キーをONにすると「みゅいーん」ってなりながらメーターの針が一度上がって下がるが、この時燃料ポンプが燃圧をかけている。動作が終了するのを待って一度OFFに。これを3回程繰り返してエンジンをかけてあげるとご機嫌は徐々に戻りましたとさ。

[余談]
ちなみに図中の 1 は燃料ポンプとガソリン残量警告灯センサー。タンクの中に突っ込んである形。これの下部に燃料ホースが繋がっている。ホースを外す時は燃圧を抜かないとプシュってなるらしいが、まあなったような、ならなかったような。あまり高圧でも無いのかな。

ヤマビル、その後2011/06/03

ヒルに血ィ吸われた話の最後で「ヒルで済んで良かった」と書いた。クマとかマムシとかオオスズメバチでなくてホント良かった。今後ともこれらの生物と遭遇しない為に、あるいは遭遇した場合に何を持っててどう対処すれば比較的マシに終わるか、ケーススタディになりそうなものを読んで考えておく必要があると思った。

とりあえずポイズンリムーバーなるものを買ったが、これについてはまた別項で。

■ヒル血吸い痕のその後
吸われた晩によく洗ってムヒ塗って絆創膏を貼った。傷は4mm程の赤く丸い痕になっていて目立った。

5日後くらいに痒みが出てきた。赤丸の色は薄れてきた。

今日で一週間経った。赤丸は随分薄れてきたが痒い。触ると皮膚の下に芯があるような感じでニキビみたいに盛り上がっている。

痒いのは多少厄介だけど何かに集中していると忘れる程度。痒みは長引き、場合によっては一月とか聞いて面倒な事になったなと思ったり。ランボーさんはあちこち吸われてたけど後日痒かったんだろうな。

HMS もてぎ中級 6/42011/06/13

一週間以上も前になるけどHMSの事。

梅雨時という事でこの日のテーマはブレーキの模様。

■まずはブレーキ

前半部はブレーキの練習だった。前のみ、後ろのみを速度を上げていきつつ練習。ちっとも思ったように止まれない。前のみだっつってんのについ後ろを使ったり。だいたい指定の速度に調整するのに気を取られてブレーキに集中出来ない。でもそれも込みで出来るようになるのが本当のはず。最初の説明の時にブレーキ入力の段階の細やかさを言われたが、まだまだ入力が大雑把なんだろう。何となく4段階程度?

これは練習あるのみだな。10段階位に増えればきっと良い事起きるに違いない。

■次に八の字

休憩を挟んで八の字。今よりもっとメリハリを付けることをまず指導される。直線はしっかり開け、ブレーキをしっかり引きずり十分速度を落として出来るだけ小さく回る様にとの事。

しばらく回っていたら旋回終了時のアクセルについて指導を受ける。直線の速度を上げたいばかりに、まだバイクが起きていない段階で無理にアクセルを開けている様な、旋回終了時に速度が落ち過ぎバランスを取るためにアクセルに頼っている様な、そんな乗り方になっているので直すように言われた。これに関してはまあ言われた通りに動かせた様でOK出た(ような気がする)。

■コーススラローム

わりと速度を上げて大回りする部分が多かった気がする。ちょっと神経を使う細い部分があり(ライン制限パイロン有り)、その次のパイロンまで長めの直線という部分が作ってあった。「よし、直線!」とばかりにガバ開けすると滑っちゃうポイントという事らしい。まあ私が何時も乗っているHORNETは、ちょっとくらいアクセルをラフに扱っても吹っ飛んだりしないんだけど1300ccに乗っている人は注意ポイントなのかな。

この日は2速で回るように言われた。あまり頑張り過ぎないで綺麗に回るようにと。スロットルの遊びを取るのも指導された。まだ起きてない時に回してしまい言うほど開けられていないので遊びを取るという動作を挟む余裕を、との事。これで旋回終了もより滑らかに、上手くなってくると今以上に早いポイントで開けたりが可能になってくるとか何とか?

あと一つ。細かいオフセットスラローム部分で出来るだけ小回りして直線を作りアクセルを開けるようにと。でもその小回りが難しい…と思ったが、まあやってみるしかない。とりあえず言われた事を努力してやってみてますよ程度しか変化しなかった気がする。

当面の自主練習での八の字はブレーキの引きずりを安定させ小回りすることがテーマだ。

■最後にちょっと1速で走ってみた

そろそろ時間なのであと2周くらい、となったので1速で走ってみた。何か上手く走れている気がしない。2速での事が活かされている気がしない。そんな気持ちを講習後にインストラクターさんに言ってみた。何か変な欲が出ちゃいますね、と。心のコントロールが実のところ難しいのだと仰った。

まだまだ修行が足りんね。

■以前は出来るとはとても思えなかった事

旋回中にスロットルの遊びを取るという動作に関して、聞いてはいたけどとても出来るような気はしなかった。でも今回指導されてやってみると何となく雰囲気的なものは掴めるようになっていた。少しは上手くなってきてるんだなーと感慨深かったよ。アクセルの開け始めが繊細になってエレガント度がアップ。ブレーキの終わりとアクセルの始めは特に繊細にってのが重要だな。

■前日と翌日のツーリングと合わせて

このHMSの前日にセローで山へ、翌日に岩手の大規模林道(舗装)に行ってきた。つまり初日セローで山、中日HORNETでHMS、最終日はVTRで大規模林道となる。山では翌日のHMSに備えてスロットルの掴み方を何時もと変えていた。未舗装路はアクセルもブレーキもとても気を使うので、繊細さアップに最適だと思った。

最近はよく未舗装路を走っているので何らかの効果をHMSで感じられないかと思ったが、あんまりよく分からない。何も無くはないと思うんだけど…。

で、最終日の大規模林道。路面はとても綺麗。楽。とっても楽。初日と中日がアクセルブレーキに気を使ったので、それと比べるとラフな操作でも思ったラインを走れる。覚えたてのスロットルの遊び取りも取り入れて楽しく走った。岩手の山の緑はまだ薄く萌黄色。この時期は林道も明るくて本当に綺麗。

落ち葉で散らかった林道も走った。ここで思いついて高いギアで走ってみた。立ち上がりの力不足を補う為に高回転を維持して出力調整は半クラを使うというアレ。やってみたけど全然駄目。ブレーキと同様クラッチ操作もどうやら大雑把らしい。この技術も以前は全然出来る気がしなかったものだが、やっぱ出来ない。クラッチの練習も要るな…。

そんなこんなで勉強になった三日間だった。

HMS もてぎ中級 6/172011/06/18

昨日、もてぎにしては珍しい平日のHMSだった。

平日だからマンツーマンの可能性高いと思って前回からあまり経ってないけど予約。当日に近付くにつれ悪化していく天気予報。いよいよこれはマンツーマンに違いない、初の雨教習だし転けまくってやんよと意気揚々ともてぎ入り。果たして参加者は私も入れて6人。

え……皆さん根性ありますね & HMSにおかれましてもお客さんそこそこ入って良かったですね…。

■まずはブレーキ

午前中。最初はブレーキの練習。例によって入力は一定にしつつ目標ラインで止まる練習。ブレーキポイントから25m。今回は明らかに自分でも分かるミス以外にコメントはいただけなかった。調子が良かったのかも知れないが単につっこみが甘かっただけかも知れない。

■次に八の字

午前中の後半は八の字。前回のHMSの時と同様、パイロン間は広めにして直線で速度を出しやすくしてみた。なかなか安定してブレーキを引きずれない。アクセルの遊びを取るのは何となく出来かけている感じで立ち上がりが以前よりはスムーズに。

旋回ラストのハンドルの舵角は最後まで行くことが増え、ほんの短時間ハンドルフルロック旋回状態になる場合も。ああ、この時間が今後少しずつ長くなっていけばいいのねと嬉しくなった。

で、インストラクターさんも舵角はよしと仰った。ただラインが安定していない、場合によってはパイロンが気になって上手く回れない感じになっている。予想以上に小回りした場合とか旋回開始の位置が悪かった場合とか。旋回開始時よりは終了時の方がパイロンが近い方がいいけど少し余裕を取ってみませんかと指導された。つまり、
現在は黒のラインにするべく旋回しているけど、ラインが安定するまでは赤のラインを狙ってはどうよという事かな。

そんな訳で後半はひとまずブレーキ引きずりは置いといてラインの安定、早過ぎるポイントで旋回開始しない事、スロットルの遊びを取る、に集中して回ってみた。八の字もなかなか難しいわ…。

ちなみに八の字の途中で霧雨が音も無く降って、こちらとしては降っている意識があまり無いままに路面は十分濡れてくるという事態になった。直線でしっかり速度を出す取り組みの最中である以上ブレーキもそれなりにしっかり使う事になる訳だが、何度かべべべべッと滑った。あーこれがウェット路面てやつなのねと思った。

■お昼御飯

この日のお昼御飯は「ハローウッズの森」のcafeだった。ここは初めて。食べ終えてから迎えのバスが来るまでの間、いつもトライアルのセクションになっている場所を近くまで行って見てきた。よくまあ、こんな所をバイクで登れるもんだなと思うのだ。裏の方にはバードウォッチング用の横に細長い小窓の付いた小屋があった。

■午後はコーススラローム

午前中は霧雨だったものの午後からはあがり、空を見てもやばそうな雲が見当たらなくなってきた。遠くには見えてたけど。最初のうちはコースの所々にうっすら水溜まりがあり全面ウェットだったが、最後の方にはほぼドライとなった。

今回特徴的だと思ったのは細かい切り返しのある所。
こんな感じに2,3個のパイロンを狭めに設置してあった。で、早速の指摘がおそらくこの部分に関わるもの。切り返しがもたついているので膝でタンクを押すとかステップを踏むとか、まあそんなアクションを入れてみようとの事。まあこういった場所に限らず多かれ少なかれ膝や足での入力は有った方が良かろうと。

やってみると、気持ちスラスラっと曲がれる様になった気はするが、タイミングが今一つ合っていない気もする。バイクとしては「え? 今?」って感じかも知れない。

他に指摘されたのが、
(1) 未だ若干前乗り
(2) もうちょっと舵角付けられないかな
(3) 緩いカーブもきついカーブも舵角が同じ? 同じ曲がり方している

八の字ではハンドルフルロックに行くことが増えてきたものの、まだ安心して切っている訳じゃないものでコースラでは舵角が甘くなっている。前回に引き続き出来るだけ小回りを求められている。

現在の旋回の問題点として具体的には、十分に速度を落とす前に旋回開始しているらしい事。そうなるとブレーキを十分使えなくなってくる。中途半端にバンクして中途半端にブレーキかけている時間が長いって事かな。旋回後半は舵角が付いてコンパクトであるが前半はまだ大きいと。
つまり昔、初級だった頃の旋回は黒ライン、後半に舵角がついてスリム化したのが赤ライン、今後は青ラインを目指せという事かなと聞いてみると

現在は赤部分辺りで舵角がついてきているが、青部分くらいに早める様にとアドバイスをいただいた。仮に一時的に遅くなってもいいから旋回開始時の速度を見直しハンドル操作を早めるというのをやってみよう。

なんかやる事一杯あってクラクラするわ。

■手のマメ

休憩中、右手薬指と小指の根元に出来るマメに言及したらインストラクターさんが「え? そんなのできないよ」って感じだった。マジすか。

クラッチの方も左手の中のグリップが、加速しても指に押しつけられず減速しても掌に押しつけられない感じですと仰っていた。マジすか。

■ブレーキランプの点灯をちゃんと調節

車両出しの段階でブレーキランプ点灯タイミングを適切に調整しておいた方がいいと思った。インストラクターさんに正確に自分のブレーキタイミングを把握してもらう為である。無くても把握してくれそうだが、まあ念の為。

■太股、なかなかの疲労感

少し前乗りかなと指摘されたり膝で入力とアドバイスされたりで、ニーグリップだのタンク叩きだの頑張った為か腿の内側付け根が疲労。それともストレッチ不足だったかな。

[追記 2011/06/24]
もう一つ指摘されたことを思い出した。小回りを頑張ろうというコーナーではリーンアウトが出る事があると。それと右手の平のマメは出来ないけど尻の皮剥けるとの事。

冬期閉鎖の罠2011/06/21

昨日、金精峠と三国峠と奥只見を走ろうと思って出撃。

奥只見は冬期閉鎖解除が遅いので予め調べておいた。とあるWebページで

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1.規制解除日時
 平成23年6月17日(金)午後1:00〜
2.規制解除路線および区間
 銀山平(銀山平船着場)〜恋ノ岐(恋岐橋)
 恋ノ岐(恋ノ岐)〜鷹ノ巣(尾瀬口船着場)
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などとあった。

これの2と3の区間となる。
奥只見

まあ一番雪深い場所だろうから、つまりは通れるって事ねと早合点。

平地は暑い一日だったが金精も三国もかなり涼しい。特にトンネルは寒かった。山行きのツーリングは服装選択が難しい。

で、道の駅ゆのたに辺りで352号線に入り奥只見に向かう。途中の電光掲示板に「駒ノ湯、石抱橋間冬期閉鎖」と不吉な事が書いてある(上記地図の4)。いやいやいや、Webページに通れるって書いてあったし信じないよ、と進んで行くと、駒ノ湯温泉に向かう分岐の所から通行止めに。

 マ ジ で ?

もう5時だし暗くなるし迂回路の252号線は遠いし…としばし悩んだものの、雪は恐らく無いと思われるので通行止めの看板の脇を通ってちょっと行ってみた。道は特に散らかっていない。もう遅いから作業の人もいないんじゃないかなと進んでいくと自転車の人がいた。

「仲間だ!」と思ったよ。通行止め無視の。

ここまでずっと上り道。心の中でエールを送りながら追い抜いた。

枝折峠にも行かない場所で作業車が見えた。人もいる。迷ったけど、ちょっと通してもらえませんかね、などという図々しいお願いなどできるはずもなく諦めてUターン。

下りて行く時、先程の自転車の方に「作業者がいますけど、通してもらえますかねー」と聞くと、登り坂で自転車の勢いを止めたくない彼は漕ぎながら「どーですかねー」と言う。とりあえず「頑張ってー」と言っておいた。

その後しばらく下りながら、お願いしたら通れるんじゃないかと逡巡。でもやっぱり図々しいと思い直して遠い迂回路に向かった。通行止めの山道は自転車にとって安全な練習場所になるのかも知れない。が、バカなバイクが対向車無いのをいいことに馬鹿運転してる可能性がなくはないね。

そんな訳で予定になかった六十里越(252号線)を通って帰路に。とっぷり暮れて田島辺りは寒かった。

釈然としなかったので帰ってから奥只見の冬期閉鎖状況を調べた。福島側と上記地図上の1の区間は6/1に解除された模様。で、2と3が6/17に解除。4の区間は「雪による損傷により路面と法面の修復作業および安全施設設置中のため」未だ規制中との事。6月下旬解除予定だそうで。

出かける前に見たWebページだけど、どこそこは解除されたけどまだ352は全面解除じゃないよと書いておいてくれれば親切かなと思った。でもまあ調べ方が足りなかったね。

352号線、更にもうちょい解除2011/06/22

昨日の記事(冬期閉鎖の罠)の追加情報。

新潟県のHPの防災情報に新着情報がアップされてて、352号線の閉鎖が更にもうちょっと解除される模様。24日(金)の午後3時に。

国道352号線の枝折峠から石抱橋の冬期閉鎖を解除します

奥只見
これの4の区間の奥只見湖側三分の一くらい。駒ノ湯から峠までは損傷が大きいらしくまだ閉鎖。解除予定は6月末。

全解除と同時に走ってやろうと思っております。

[追記 2011.07.18]
駒ノ湯から峠までは7/1に解除された。12日に行ってきた。谷間に雪が残っている箇所があって吹き下ろす冷気で霧が発生していた。
冬の間の法面損傷部分はまだ完全に工事終了しているわけじゃなさそう。古くて崩れそうになっている場所もあるので落石や片側交互通行を注意して走行すべき。

森のCafeっていいかも…2011/06/23


福島の土湯にある「空 cafe」に行ってきた。この日はとても暑かったらしいが日中は土湯周辺にいたもので下界の暑さを体験せずに済んだ。

このカフェはビッキ沼という変わった名前の沼の側にある。

ビッキ沼

ここに来るまでの道は森の中を通るクネクネ道で、これからの時期は天国になる。そしてそんな中にひっそりとある素敵なカフェ。いいねーいいよねーー!

涼しい風を感じながら紅茶とか飲んだ後はバイクも飛ばす気にならないね。満たされてて。

誰かと一緒に来れればと思うんだけど旦那はこういう所が好きじゃなくて…。その要因は例えばコレ。
ランチセット

素敵カフェの素敵ランチ。

旦那の舌はかなり保守的。なのでバタ臭いのとか何か工夫を凝らした感じの料理は嫌い。値段が高いのも駄目(曰く「気取りやがって」)、量が少な過ぎ(曰く「喰った気がしないぞ」)、という事で、これが出てきた瞬間に不機嫌最大値になること間違い無しなのである。

私はこういうの大好物なので、すっかり満たされて帰って来た。これから暑いし、森の中のカフェ巡りを楽しんでみようかな。

■虫に注意

バイクに乗るときはバイクジャケットにフルフェイスなので肌の露出は首くらいのものだけど、土湯に登っていくとき首の所に虫がスポッと飛び込んできてお刺しになられた。吸血系かと思いきや針が残っていたのでパニックで刺したものらしい。

山の中を行く時はこういう事もあるというのを頭に入れておいた方がいいかも。

旦那は自転車で走行中に首元からスズメバチに入られて3,4箇所刺された経験があるらしく、道路脇でしばらく動けなかったらしい。考えるだに恐ろしい出来事だわ。緩い服装は風が通って涼しいのだけど田舎走行時には危険なのであった。