前サスペンションのオイル交換2011/07/01

VTRが購入して2年、35,000kmを越えた。まだ一度もフロントサスペンションのオイル交換をしていない。さすがに渋くなってきたかなと思ってた。

冷却水か前サスオイル、どっちかを交換してもらおうと思ってバイク屋さんに向かう。水の方はマニュアルに4年毎とあるし、では今回はサスの方ということになった。

VTRの指定オイルはHONDAの10番だが、もう少し硬い方がいいと思ったのでYAMAHAの15番にしてみた。

交換後ブレーキを握ってふにふにしてみると思ったよりずっと硬い。え、こんなに? って不安になった。二週間後には10番に戻しているかも知れないとその時は思った。

で、ものは試しと手頃な山道に向かう。結果、コレは有り。乗り心地は悪くなるかなと思いきや全然そんなことはない。まあそれに関してはオイルが新しいからかなと思う。

ブレーキをかけた時の沈み込みが当然だけど少なく、姿勢変化の程度が好みの感じになったかな。ブレーキの安定感が増し、ブレーキを放した後の伸びが少ない為か曲がり始めの前タイヤの接地感がしっかりした様な気がしている。気のせいかも知れないけど。

とにかく走りやすくなったのは間違いないのでこのまま15番で行こう。んで、サスオイルは10,000kmとか1年とかでちゃんと交換しよう。八の字もどう変わるか近いうちに練習に行かなくては。

ちなみに交換直後にサスをふにふにした感じより少し走った後の方がよく動く様になった感じがする。

ポイズンリムーバー2011/07/04

毒吸い出し器。

ヒルに吸われたのを良い機会に蛇だの蜂だの熊だのの事を考え、結果オフロード行きの際にはコレを持って行くことにした。
(関連記事:ヤマビルに血を吸われヤマビル、その後)

パッケージ表面。

同封の取扱説明書。具体的に時間が書かれていて参考になる。


リムーバー本体の長さは92mm。

そしてパッケージ背面。

まさかの開発者顔出し。「皆さんもご承知の通り、虫に刺された時ほど不快な事はありません」って…。

■刺されてないけど使ってみた

腕の内側、比較的うっ血しやすそうな場所で試してみた。おー吸っとる吸っとるって感じでうっ血が期待された。取扱説明書にある通り90秒待ち、ピストンを戻して静かに外す。二か所やってみた。しばらく経っても特にうっ血しない。マウスピースの口径が当たった場所が赤くなっているのみ。私は昔からうっ血しづらい方ではあるのでそんなもんかな。

■今年もアシナガバチに?

本年もアシナガバチが営巣している。ポイズンリムーバーが活躍するかも知れない。どれくらい効果があるのか期待は膨らむばかりである。

初心者にお勧めのDVD その12011/07/15

現在私が教科書にしているDVDをご紹介。

以前の記事(自主練習)で少し触れたDVD。
『柏秀樹のライテク講座 ビッグマシンを自在に操る 2』

柏秀樹のDVD

「2」という事は「1」もあるという事だけど、うちにあったのがたまたま2だった。

■目次

・ベーシック編
・Uターン完全習得編
・車種別乗りこなし
・ワインディング編
・タンデムライディング編

最初の二つが特にお勧めコンテンツ。基本が出来れば乗りこなせるようになるだろうし、ワインディングだって速くなろうというもの。そして右左折が怖くなくなってきた初心者にとって次の課題はUターンだ。これがお手軽に出来ればツーリングの自由度も上がる。是非練習したい所。ちなみに柏氏はUターンで飯を食ってると業界では言われているとかいないとか。

■具体的に

お勧め練習を具体的に。

(1)駆動力利用の取り回し
バイクの横に立ってエンジンの力で取り回しを行う。クラッチの練習にもなる。バイクの左側だけでなく右側に立っての取り回しも練習しておきたい。かなり狭い所、足場の悪い所でのUターン、セローin山中にて有効。何度かこれでセローと共にぬたぬた道を脱出した。

(2)ブレーキロック練習
ブレーキが上手くなるとそれだけで速くなるらしい。実際そうだと思う。自在にロック→解除ができると安心。ロック自体はブレーキの繊細さとはまた別かも知れないが、出来ないよりは出来た方が繊細さは身に付いていると言えると思う。

誰か曰わく「ブレーキはな、止まる為に付いてんじゃねぇ、速く走る為に付いてんだ」だそうだ。カッコエエ。

また、
アクセルガバ開け根性 > ブレーキ技術
になると死ぬが
アクセルガバ開け根性 < ブレーキ技術
になると速くなる。

(3)定常円旋回
ひたすら旋回する練習。最初のうちはラインは安定しないし直ぐ目が回って嫌になるが地道に頑張ろう。ちっとはマシになってくる。

セローのオイルフィルターとフルード交換2011/07/18

以前のオイル交換から2,000km走っていないけど少しシフトが硬い感じになってきた。山に行くと速度は上がらないわりに高回転、しかも空冷だからそんなものなのかな。購入してから5,000km走ったしフィルターも交換してみる事にした。

マニュアルによると6,000km毎にフィルター交換となっているがセロー本とかにはフィルター清掃で再利用の模様。どうも非純正の金属メッシュの物は清掃して再利用可らしい。

取り外してみると金属メッシュだったけど新しいのを買ってあったので交換した。


結構汚い。これが正常かどうか分からないけどセロー本の写真でもこれより多少マシな感じだったので良かろう。

ドレンボルトの方にもついてて汚れ具合はこんな感じ。


オイルが抜けきるのを待っている間にブレーキフルードを交換。前ブレーキのタンクを開けた所、内部にパーツリストには描かれていない金属プレートがある。

フルードタンクの中の金属板

斜めに沈めてある。何者か不明だったがフルード交換している間に何となく分かってきた。ブレーキレバーを握ると底の穴から勢いよくフルードが出て噴水になる。外に飛び出す程じゃないけど、跳ねたのが飛び出さない保証はない程度。ひょっとしてこれをブロックするための金属板かなと思った。人に聞くとどうやらそうらしい。

後ろのも交換。


こっちはペダルを踏んでも噴水にならない。ピストンまで距離があるからかな。

メッシュホースに交換2011/07/22

VTRの前ブレーキホースをメッシュホースにした。

■購入

GOODRIDGE ビルドアライン 長さ760mm
GOODRIDGE バンジョー 首が20°曲がったもの x2
GOODRIDGE バンジョーボルト ピッチ1.25シングル x2


ホースはバンジョーを付ける前で、端から端までで760mm。純正のホースは同じ様な位置、バンジョーの根元から根元までで722mmだった。

■古いのを取り外し

フルードを抜いてから上下バンジョーを取り外し、クランプ部分を外す。


左がホーン辺りのクランプで、右がフェンダー辺りの。どっちもこじ開けて取り外した。右の方のはゴムに切れ目を入れて外した。メッシュホースに取り付けて使おうと思って。

■比較


新旧の長さはこのくらい違う。

これはマスターシリンダー側。バンジョーを比べると純正の方は捻れて見えるが、縦横いずれにも角度が付いている為。一応複数方向に角度が付いているひねりタイプってのがあるみたいだけど店にはなかったので、とりあえず単純20°にした。

キャリパー側は純正も単純20°。

■取り付け

クランプ部のゴム等取り付け、取扱説明書に従ってバンジョーのネジにモリブデングリスを塗り慣れないなりに慎重に取り付けた。


こんな感じに。サスを動かしてみても問題無いように見える。

■フルードを入れる

ちゃんとした道具が無いので気長にタンクからフルードを入れていく事にした。ピストンの送り出す量が少ないらしく、なかなか入っていかない。

スイッチがカチカチカチカチ…。接点の摩耗が気になるのでスイッチを一旦取り外す。

しばらくするとようやく手応えが。で、また気長にエア抜き。各部を手で叩いて振動を与えつつエア抜き。フルードは潤沢にあるので何度もタンクに注ぎ足し、気が済むまでエア抜き。やっぱりピストンのフルード送出量が少ないのか、「レバー握り、キャリパーのボルト緩めて締め、レバー戻す」の動作一回をすると、何回かレバーをニギニギする必要がある。

うむ、レバー硬い。ここまでカッチリするとは。

■軽くなった

重さも量ってみた。純正は172g。


新しいのは131g。軽くなった。


■ちょっと走ってきた

慣れるまで効きすぎの感じになるかと思いきや特に違和感を感じなかった。操作性が上がったかどうかは分からない。少し遊びが減った感じなのはヨシ。

ペダルのワッシャが無くなってた2011/07/24

先日、VTRのブレーキペダルを踏んだときに時々コクンと変な感触が。

右のステップ辺りを上から見た所

まずはブレーキスイッチのバネを外してみる。直らない。マスターシリンダーのプッシュロッドを取り外してみる。滑らかに動く。

マスターシリンダーのピストンがどうかしちゃったのかな…面倒だな……にしてもペダルがやけに動くな…

ん? ペダルの支点をよーく見てみると

ペダルの支点

コレ、何か付いているべきものが付いてないのでは? スイングアームとステップホルダーの間にあるので抜け落ちる事はないものの、画像の左に見えているプッシュロッドを留める部分がスイングアームに傷を付けている。

パーツリストを見ると


ワッシャ(内径15.2mm、外径25mm)とサークリップ(15mm)があるべきっつう事になっていた。

そんな訳でワッシャとサークリップを探しに出た。でも内径15mm以上のワッシャってゴツい。クリップも無い。困ったときのバイク屋さん頼み。取り外したネジ類の中にそれなりの物があるかも知れないとの事。

閉店間際で申し訳ないけど5分だけ探させていただこうと伺ったら、先の電話後に探して下さっていた。


これ。ワッシャの内径16.8mm、外径30mm。ワッシャはいけそうだけどクリップの方は結構硬い。

まあやるだけやってみよう。まずはステップホルダーを外す。初めて外すがナットのある部分のキャップをどう取ればいいのやら。フレームの方のキャップは手で取れるけどこれは溝にマイナスドライバを差し込んでちょっと捻った位では取れてくれなかった。


中で爪が引っかかっているだろうと予想。溝にマイナスドライバを刺してキャップが変形する感じにぐっと押す。その状態で軽く捻ると取れた。

キャップの裏側はこんな感じ。

キャップが取れると現れるロックナット。これの指定トルクは88N.m。リアアクスルナットと同じくらい。

ステップホルダー取り外しは二か所を外す。左の矢印はマフラーを留めているボルト。

ホルダーの下部はボルト等で固定されていない。突起に刺してあるだけ。

さて問題の箇所にクリップをあてがってみると


うーん、とてもじゃないけどはめられる気がしない。純正がどんな感じなのか気になってもいるので、ここは一つ純正を買ってみる事にした。貰ったワッシャとクリップは返しに行こう。摺動部にグリスを塗って一旦組む。きっかけになったペダルを踏んだときの変な引っかかりは出なくなっていた。

今回の作業に関するサービスマニュアルのページ。

赤矢印部分がワッシャ、サークリップの付いている所。ちなみにナットを取ったらステップホルダーの内側にワッシャ(上図の真ん中辺りの)が付いているので気を付けよう。

■マフラー固定ボルトが錆びてた


ステップホルダーを取り外す時の左のボルト、かなり錆びていた。掃除したらだいぶマシになったけど。熱を受ける場所でもあるのでシリコングリスを念入りに塗って組んだ。

■後ろで作業中の者が


後ろで微かに音がするなと思っていたら、古いダンボールでアシナガバチが仕事中だった。巣材を集めているものと思われる。

■心当たり

失われたワッシャとクリップはどこで落としたのか。ちょっと心当たりがある。

もう随分前になるけど山で練習中に右に転けた時だ。バイクを引き起こして問題無いかチェックしている時、地面にワッシャが落ちているのに気付き、もしや自分のバイクのパーツではないかと持って帰ってきた事がある。

その後しばらくして、どうやら関係無いパーツだったらしいとどこかにやってしまったけど、ちゃんと取っておけば良かったなぁ。

まあそんな訳でパーツが来るまでこの件は保留。

ペダルんとこのワッシャ付けた2011/07/29

ペダルのワッシャが無くなってた」の続き。パーツが来たので取り付け。

上二つがバイク屋さんにいただいた物。下二つが純正パーツ。

付けた。

転けた時に何か取れてないか、みんなも確認してくれよな!!

VTRのタイヤ交換2011/07/30

前タイヤの交換。後輪と同様、BT-39からTT900GPに。銘柄選択に関しては別にこれといって理由は無い。以前の交換が 17,232kmで現在 37,650kmなので二万km以上もった。

センターの溝はまだまだあるので当分大丈夫と思っていたら、脇の方のスリップサインが出ているよと指摘された次第。後輪は真ん中ばっかり減っていくのに。前後で随分減り方が違うんだなぁ。

今の時期だとタイヤが暖かくて少しやりやすくなるけど、汗が落ちそうになるのよねー。

さて、うちのフロントアップ風景。


後ろをメンテナンススタンドで上げて、オイルパン下をジャッキアップ。あ、そうそう上げる前に前軸のナットとか緩めておこう。


不安定に見えるが一応4点で支えているので、まあ、うん。でもこれで一晩は置いときたくないよね。オイルパン下の板は1枚じゃなくて実は向こうとこっちで2枚。ここをもっとしっかりした一枚板にしてジャッキをハの字に設置できれば、も少し安心。

タイヤを取ったら一応ステムに異常がないか前後に揺すってみる。揺すりすぎると倒れるから注意だ。

一応参考までに過去記事のタイヤ交換関係を貼っておく。
(2010/06/30のタイヤ交換2011/04/24の後輪タイヤ交換)

ふぅーーーーーーーーーーはまったぁーー!!
って所で一休み。この後手押し空気入れで全力シュコシュコが待っている。

■手押しポンプの注意点

逃げていく空気より入る空気が多ければいずれ上がると以前書いたが隙間が多いとシューとも何ともいわないので徒労をやらかす事がある。ちゃんと空気が溜まっている場合は最初からそれなりの手応えってもんがあるので、何も付けていないが如くすこすこハンドルが動く場合は、ハイ、徒労。

■タイヤの中の玉っころ

外した古いタイヤの中に玉が存在している事がある。


タイヤ内部の粉っぽいモンが集合して転がされているうちにこうなるんだと思う。今回のは土っぽい感じだが、もっと灰色でパサパサと粉っぽい場合もある。


つぶしてみた。何か丸いものって愛おしいよね。つぶしといて何だけど。