マスタシリンダとキャリパのオーバーホール2015/04/23

以前エンジン降ろした際に、マフラーを外したので邪魔者がいないうちにリアブレーキの掃除だけやっとこうと思った訳で。でもパッドを外してピストンを出したら

なんか戻らなくなりまして。

ピストン掃除の為に長めに出して戻そうとすると少しは戻るものの、ある場所からどういうわけか油圧が効いてる状態になりビクともしません。ピストンツールでウリウリやっても駄目です。

その場はフルードを抜いて対処しましたが、このまま放っておく訳にも行かないなと思い。

原因は不明だけどマスタシリンダ、キャリパー内部にカスが溜まってるかも知れないし、マスタシリンダのバネもお疲れかも知れないし。それと、ブレーキは普通に効くけど若干踏み応えが柔らかい気がしなくもないかなと思い、リアブレーキ一式をオーバーホールしてみる事にしました。

(走行距離:74,382km)


■交換パーツ

赤丸が交換パーツ。
マスタシリンダ展開図

キャリパ展開図

ホースも換えてみた。上図7番の方のホースも換えたのは以前何度かあり得ない程伸ばしちゃった事があるから。


■ピストンのカップを取り付けておく

ピストンセット、カップとピストンがバラで来るので予め取り付けておく。

マスタシリンダのピストン、カップを取り付ける

何かツールを使ったりビニールを使ったりして付けるものらしいが、シリコーンオイルでヌラヌラにしてやれば手作業で大丈夫な気がする。


■原因は?

マメにフルードを換えてた訳じゃないのでドロドロになってたりするかなと思いきや、明らかに駄目という部分が見当たらなかった。マスタシリンダのバネ、ピストンのカップ、新品と比べても問題無い感じ。

キャリパーのシールが若干痩せてたかなと思うけど冒頭の問題を引き起こすとも思えない。

もしかしたら最初にフルードを抜いた時に原因のスラッジも排出されちゃってたかも知れない。確か3年程フルード交換してないので多いに反省すべき。

近いうちにフロントもやるのだ。こっちも3年以上換えてない。なんかセローと違ってVTRのはフルードの色づきが遅いので油断しちゃう。


■内部

タンクからのホースがマスターに接続する部分。

マスタシリンダ、フルード供給部

左側の穴がフルード経路の中で一番細いので何か詰まるとしたらここなのかな。

キャリパーのピストンを取った所。

キャリパ、ピストンを外した所

シール部分拡大。

キャリパ、シール部拡大

新品と比べると柔軟性はあまり変化無く、若干痩せてるかなってくらいだった。オイルシールの方は表裏が分からなかったけど、ダストシールはバリ(というのも変だけど)のある方が内部側になってて、新品も同様の形をしていたので同じ方向に取り付けた。


■そのうちフロントもやりたい

なんかよく分からないけど感触は良くなったので前ブレーキの方もそのうちやりたい。