トライアルブーツを購入2011/09/05

先日、BERIKのトライアルブーツ、BOT-1221-BKを買った。

BERIKのトライアルブーツ

サイズは最小の38。24cmに相当するらしい。私は23.5cmなので少し大きいかと思ったが、履いてみると親指の位置が悪くない所にある。インソールでぴったりにできそうだったので買った。

オフ車で山中に行くなら、兎に角ブーツを買った方がいいと友人に耳にタコできる程言われていた。ただ、オフ用のはトライアルのでも硬く感じていたので乗り気ではなかった。でも初心者的にはやっぱベテランの言うことを聞いておいた方がいいんだろうと、とりあえず一度は買ってみることにしたのだった。

早速インソールを装着。あれ? キツい。一瞬、もう少し緩くなるまでインソールは出番待ちにしとくかと思ったが、よく見ると中に元々のインソールがある。それと交換して装着。うん、良し。

バカだから部屋の中で履いたりしてた。ちょっと硬いけどいい買い物したと思ってた。

初のお山。もう白には戻れないわよと言い聞かせて家を出る。一度汚れてしっかり雨に洗われて乾くと、

一度使用後

こんな状態。もっと壮絶に汚れるかと思ったが白はまあ白だな。

それはいいんだけど、やっぱり硬い。両足ともステップから離してペダル操作する感じになるのでギアチェンジが面倒になって半クラをいつもより多用。後ろブレーキの頻度も下がる始末。ここまで操作性を犠牲にしてまで履くものなのかと悩んだ。二度と履きたくないという気持ちで帰ってきた。

ネットで調べたり人に聞いたりした所では一度や二度では馴染まんよとの事。また、足首粉砕骨折を一回防いでくれるならば毎回多少の我慢をしてもお釣が来るってなもんで。まあしばらくは履いてみる。

オフ車のグリップ2011/08/07

オフロード車用のグリップってのがあるよね。用品店でも通常のグリップの所には置いてなくてオフロード用品の所に置いてある。オン用のはグリップエンドの所が開いている貫通型だけどオフの場合は非貫通のも多いね。

で、以前バイク屋さんでお勧めグリップの形状を教えてもらった。下半分だけにワッフル形の凸があって(ハーフワッフル)、エンドの形は上に来る方の縁が切り取ってあるような感じのがいいよと。

たとえばコレみたいな。

近所の用品店には無かったのではるばる隣県の大型用品店に遠征し目当ての物を購入したのであった。

装着し意気揚々と河川敷に出かけ、おもくそ転けた。グリップは一瞬で終わった。

裂けたとこを綺麗に切り取って貫通型として使えないかなと思ったけど、ちと短い。まあ心も折れたので今はオン用の貫通型で余ってたヤツを付けている。バーエンドは適当に買ってきた。

その後も幾度となく転けている。バーエンドはボロボロだ。問題は無いけど。ただ結構な確率で土がグリップ内にめり込んでスロットルガイドチューブ(スロットルコーンともいうのかな? リレーのバトンみたいなやつ)もジャリジャリいうので、取り外してグリップは1/3程めくってお掃除している。

あ、そうそう、グリップが一瞬で終わったと同時にスロットルコーンも割れたよ!

オフ車なんてバカスカ転けるのだから非貫通は不経済。そう結論付けたい。
(でも非貫通もあれだけ売られてんだから何かメリットあるんだろな)

セローのオイルフィルターとフルード交換2011/07/18

以前のオイル交換から2,000km走っていないけど少しシフトが硬い感じになってきた。山に行くと速度は上がらないわりに高回転、しかも空冷だからそんなものなのかな。購入してから5,000km走ったしフィルターも交換してみる事にした。

マニュアルによると6,000km毎にフィルター交換となっているがセロー本とかにはフィルター清掃で再利用の模様。どうも非純正の金属メッシュの物は清掃して再利用可らしい。

取り外してみると金属メッシュだったけど新しいのを買ってあったので交換した。


結構汚い。これが正常かどうか分からないけどセロー本の写真でもこれより多少マシな感じだったので良かろう。

ドレンボルトの方にもついてて汚れ具合はこんな感じ。


オイルが抜けきるのを待っている間にブレーキフルードを交換。前ブレーキのタンクを開けた所、内部にパーツリストには描かれていない金属プレートがある。

フルードタンクの中の金属板

斜めに沈めてある。何者か不明だったがフルード交換している間に何となく分かってきた。ブレーキレバーを握ると底の穴から勢いよくフルードが出て噴水になる。外に飛び出す程じゃないけど、跳ねたのが飛び出さない保証はない程度。ひょっとしてこれをブロックするための金属板かなと思った。人に聞くとどうやらそうらしい。

後ろのも交換。


こっちはペダルを踏んでも噴水にならない。ピストンまで距離があるからかな。

コックOFFの習慣を2011/05/26

燃料のコックをOFFにするのは、まあ長期間乗らない事が予想される場合だけど、セローの場合キャブレターのガソリンの揮発成分が飛びやすいらしく、人によっては数日で微妙なんて仰ったりする。もともと始動性もあまり良くない所へもって美味しいところが揮発してったガソリンとなると、ますます始動しづらくなる訳で。

そいういうバイクの場合、冬眠でなくともキャブレターのガソリンは少なくしておくのがお作法らしい。次回の始動時にコックをONにしてやると新鮮なガソリンが流れ込むので始動に問題が出づらいと。

家に帰り着く少し前にコックをOFFに切替え、家の前でガス欠直前というのがベスト。大体600〜700m位は走るかな?

各方面から帰る場合のコックOFF地点を押さえておくべし。

電気式タコメーター 後編2011/05/19

電気式タコメーター 中編」の続き。

■再び構想

やっぱりキーONと同時に電源が入る様にしたい。再びバッテリー周辺を眺めまして。

ウインカーリレーの所に茶色線が来ている。YAMAHAの場合、常時バッテリー電圧が来る線は赤、キーONで電圧が来る線は茶である。これを使う。端子は110型メスなのでパルス線を取るのと同様の加工で行こう。アースはバッテリー端子に丸型端子でGO。

で、最初に付いていたステーを取り付けて、これを取っ手にして持って走ってみる。


■再び出来上がり&動作

それぞれを接続。

右サイドカバーを取り付けて近所を走ってみた。動作良し。大変良し。

■出力とトルク

サービスマニュアルにある表によると
最高出力: 20PS(15kW) 8,000rpm
最大トルク: 19Nm 6,000rpm
となっている。
9,000 - 10,000rpm辺りまで回る様だがその辺りは出力もトルクもガタ落ち。

6,000rpm辺りを維持して走ってみた。うん、この音ね。

■点火数設定

取扱説明書によると点火数スイッチ設定の部分で
---------------
<クランク1回転1点火>
 → 一部の2ストローク車、及びインジェクション車以外の多くのモデル。
<クランク2回転1点火>
 → インジェクション車
---------------
などと書いてある。4ストローク車の場合、クランク2回転で1回爆発だから後者の設定なのではと思うんだけど、4ストロークのキャブ車というのは排気行程が終わり吸入行程になる直前にもスパークしてたりするんだろうか。

お馴染みの整備士さんに聞いたところ燃焼行程以外の問題無いポイントでスパークしているバイクもあるとの事だった。

で、セローの場合。最初 1回転1点火の設定にしてみたが、どう見ても低い。なので 2回転1点火の設定にしてみた。こちらが適正の様だ。余分なスパークは無いタイプという事で。

■ジャンクというもの[余談]

このタコメーターを発見したのは、いつもお世話になっているバイク屋さんにて。土埃をかぶってゴタゴタと置いてあるパーツの中にそれはあった。
「あのーこんなモン見付けましたが、おいくら万円…」
とオーナーに尋ねると
「分かんないから○○(整備士さん)に聞いて」
と言われた。何でもオーナーはあのジャンクを片付けてしまいたいんだけど○○さんはジャンク漁りも店に来る楽しみの一つだからと言うので置いてあるんだそうで。

○○さんに値段を聞きに行くと
「3,000円だな」
となり購入決定。包む前にオーナーさんが綺麗にしてくれて立派な商品になったとさ。

電気式タコメーター 中編2011/05/14


■出来上がり

こんな感じ。ワニグチはバッテリーに直接接続。パルスはオレンジ線のメス(オスより引き出しやすかったから)を抜きパルス信号を取る。パルス線の熱収縮チューブは可動で、接続した時の絶縁用。

■動作

早速繋げまして。

ワニグチを繋げて通電した瞬間に針がとてもせっかちな感じで上がって下がる。ぱっと見、照明が点いている様に見えないがメーターを手で囲ってよく見ると緑色の光が数字盤の裏側から漏れている。

エンジン始動。おーー動いた。

逆さまで何ですが1,400rpm辺りを指している。感度調整も付いているけど初期設定状態で特に違和感の無い動作。スロットルを開けると滑らかについてくる。タイムラグを感じる人もいるかも知れないけど、セローはパーン!パーン!と回転数が上がる様なタイプでは無いので問題は感じない。

さて……。

やっぱちょっとくらいはタコ付けて走ってみたい。ワニグチクリップじゃなかったな、コレは。

そんな訳でハーネス作り直し。次回に続く。

電気式タコメーター 前編2011/05/13

過去記事で後輪の回転数からクランクの回転数を出すのをやってみたけど、
[関連記事:タコ無しで回転数を計る]
この度、中古のタコメーターを3,000円で入手した。まあこの値段なら、と。

デイトナ 電気式タコメーター
デイトナの電気式タコメーター、何かのステー付き。

コードは赤が12V、黒がアース、白がパルスと推測され、茶色が不明なれども何とかなる気がしたので購入。

■こいつは何者?

帰って調べると、このタコの後続商品と思われるタコの取扱説明書を見付けた。
「デイトナ 電気式タコメーター 商品No.65706等」
コードは茶色が無くなっているけど、点火数切替スイッチと感度調整ロータリースイッチがあるのは同じ。他にも情報を拾ってみると

赤: 12V
黒: アース
茶: 照明LED用12V
白: パルス

というのがほぼ確定。

そんでもって、ちと中が気になるけど分解できない構造になっているので解剖は諦めた。

■普段からコレ付けて走る?

さて。これを普段から取り付けて走行するか否か。どうやら防水性はあまり高くないらしい。背面のスイッチ類の穴を塞ぐキャップも失われているらしい。まあそんな物は何とでもなるけど、セローなどという物は水溜まりでひっくり返す可能性もわりと高い。また私という人間は、付いている物を取り払うのは好きだが余程の事でもないと何かを付け足すのを好まない性格をしている。

当面は整備時の回転数測定機器として使う事にしよう。

■どこに接続?

常設でない以上、簡単に取り外しできるようにしたい。ヘッドライト裏にアクセスは面倒だ。パルス取るのにタンク下のコイルにアクセスするのは更に面倒だ。右サイドカバーを外してしばし眺める。

パルスはCDIユニットから出ているオレンジ線から(イグニッションコイルに向かう線)。12Vとアースはバッテリーにワニグチで行こう。

セロー 右サイド

■構想

メーターのリード線はギボシと3Pカプラが付いているが、切り落として新たにカプラを付けることにする。12V線とLED線はまとめる事にして3Pのカプラとする。

手持ちの圧着工具(0.5sq以上対応)だと090型の端子は小さ過ぎる様なので110型にする。セローの方もパルス線端子は110型だった。

リード線自体は0.5sqと思われるので作成するハーネスも0.5sqとする。
12Vを赤、アースを黒、パルスを赤とする。(白を持ってないの)

そんな訳で続きは次回。

タコ無しで回転数を計る2011/04/13

我がセローにタコメーターは付いてない。初心者なので現在のアイドリングがどれくらいで回っているか分からない。タコメーターを買うかと思ったら意外に高い。VTRのタコ使えないかとも思ったけどタコからの電線はエンジンコントロールユニットにストレートに消えていった。

そこで、アイドリング回転数だけ大まかに知りたいならメンテナンススタンドで後輪を浮かせて50回回転する秒数でも計ればいいのではないかと思った訳で。

■計算式
クランクの動力が後輪に行き着くまで回転数が減り力を増すポイントは三か所。

(1)クランクのプライマリドライブとドリブン間
(2)変速ギア部分
(3)チェーンの部分

(1)での比率が1次減速比、(3)での比率が2次減速比。うちのセロ子さん(5MP1)がノーマルであるなら(多分ノーマルだと思うんだけど…)

(1) 73/22 (3.318)
(2) 34/11 [1速](3.090)
(3) 45/15 (3.000)

となっている。これらを掛け合わせたものを総減速比とする。

a: タコメーター数値 [rpm]
b: 総減速比
c: タイヤが50回回転する秒数 [s]

とすると

a = 3000 * b / c

となる。

■VTRで試す
一応正確に計れているかの目安にVTRで試してみると、b=22.574、 cは3回計測して「55.76, 55.53, 55.50[s]」となった。
aはそれぞれ「1215, 1220, 1220[rpm]」となる。タコメーターは 1250rpm を指している。まあこの方法で目安にはなるかな。

ちなみにこの辺りの回転数だと1秒違うと20rpm程違う。

■セローで計測
さて。セローは b=30.758、計測すると48秒。大体1920rpm。かなり高めだ。一応マニュアルによると1300〜1500rpmが適正なので下げておく。

■アイドリング調整
セローの簡易的なアイドリング調整はキャブの下部にあるスロットルストップスクリューで行う。如何にも「ココいじったって下さい」って感じで付いてる。

この真ん中の指でも回せる部分。回せるけどエンジンが熱いので注意。時計回りに回すと回転数が上がる。

さて。

この辺りの回転数がいいかな? って所で再び計測。先程とは違って後輪は少しぎこちない回り方をしている。結果、65秒。1420rpm辺りになる。うん。とりあえずこれで行ってみよう。

ケーブル潤滑2011/02/22

以前、クラッチケーブルの潤滑の事を書いたが、もう少し突っ込んだ事を書いてみる。
[関連記事:HORNETとVTRのクラッチケーブル]

エンジンオイルを潤滑に使ってもケーブル単体ではあまり動きが軽くならない気がしている。もちろんグリスよりは余程軽いんだろうとは思うけど。
シリコンオイルで洗い流した後の凄く軽いのを体験するとちょっと重いなと思うのだ。

しかし、エンジンオイルの方が動かしていてヌルヌル感がある。これぞ潤滑って感じ。

単品ではとても硬く感じ、フリクションロスが大きそうなシールチェーンが、実際の使用においてはノンシールよりロスが少ないものらしいし、ケーブルも単品では軽くても実際の使用で負荷がかかると好ましくないという事もあるかも知れない。

また、単品で摺動抵抗がそれぞれ10と2だったとして、これにクラッチを引く力が500だったとすると、それぞれ510と502になり大した違いにならない。それよりはオイルのヌルヌル感が好ましい、そんな気がする。

だったらグリス使えば? とも思ったりするけど、まあエンジンオイル使っている人は多そうなので私もそれで。

晴れの日は充電日和2011/02/19

鉛蓄電池というモンはできるだけ満充電状態にしておいた方が長持ちする。そこで時々充電してあげると良い。以前のホーネットでは11年持ち、軽自動車では現在7年目進行中。

で、うちの充電装置は太陽光パネル。

太陽光パネル

パネル部分はこんな感じ。「NO.867-SM500-12V」と書いてある。電圧は18V、電流は400〜500mAを生成する。横25cm縦39cm程度。できるだけ太陽光線に垂直に設置する。近くを通りかかった時に太陽の移動に合わせてまた調節するのがいとをかし。

これに過充電防止ユニットを経由してバッテリーに接続する。

過充電防止ユニット

これが過充電防止ユニット。SunGuard SG-4。

白い箱部分は一辺5cm程度。パネルからのコードは終端がDCジャックになっていて、このユニットの横の端子に刺す。

充電風景

充電風景はこんな感じ。バッテリーは短絡させると割と一瞬で終わるのでくれぐれも逆に接続しないように注意する。

パネルとユニットは2004年に通販で買ったが、使用方法を伝えた結果、配線加工までやってくれた。お店は エフ・プランニング さん。その節はありがとうございました。

もともと過充電防止ユニットは下から4本の線が出ている物だったが、横にDCジャックを刺せるようにして、バッテリー接続線にはワニグチクリップを付けてくださいました。

■充電電流が最適
鉛蓄電池はできれば少ない電流でゆーーっくり充電するのが良いとされている。一説には容量の十分の一の電流以下が良いと。VTRとセローのバッテリーは 6Ah なので大体 600mA 以下で充電したい。

このパネルは最大で500mA程度とされているが、最も条件の良い場合は短絡電流がもうちょっと高かった気がする。過充電防止ユニットを経由した場合にはまた違うかも知れないと思って電流計で計ってみたら、条件の良い発電時に300〜400mA 出ていた。実に理想的である。