グリップの位置変えとスロットルキット 22015/06/08

(前回からの続き)

特に積極的な理由の無いままに流れで買う事になってしまったスロットルキット。お買い上げは以下。

●ACTIVE スロットルキット TYPE3 (メンテし易いクランプ式でありながら薄い) 黒
インナーパイプ:32
ワイヤー:700mm

●ACTIVE スイッチキット TYPE-2
無加工で付けられる車両もあるがVTR用は出ていないので要加工となる。スイッチボックス部分は共通で外に出た部分を車種専用に加工してあるみたいだ。適当に買ってみる。CB1300SF 06-11 のを買った。

●ACTIVE インナーパイプ 36
ハイスロにしたくなった時に。


■純正との比較

パイプ:
純正と同様の直径32mm。

ワイヤー:
700mmをチョイス。ノーマル長が 685/705mm だとハリケーンのカタログで見た(実測しろよ)。現在25mmのハンドルアップでギリギリだが、ハンドル幅を狭くする事と、ACTIVEのワイヤー長の計測図を見て 700mmで行けそうと踏んだ。

結果、問題無かった。汎用なのでワイヤーの長さに比べるとアウターが短い。ワイヤーの出てる長さが結構長い。アウターの中間に長さを調節できる部分があり、ここを結構伸ばした状態で取り付けた。


■スイッチをどう繋ぐ?

さて、次にスイッチ。取扱説明書にある接続表が以下。

ACTIVEスイッチの接続表

VTRの右スイッチボックスの構成は以下。

VTR配線図より右スイッチボックス部

で、こう繋ぎたい。

こう接続したい

さて、ACTIVEスイッチをバラしてみる。

ACTIVEスイッチ、バラし

純正との長さはこれくらい違う。

純正ハーネスとの長さの違い

ACTIVEの方はオス端子だが純正はメス端子だ。全部付け替える必要あり。110型の端子も一緒に買って来た。

CB1300用の配線加工はこうなっていた。

何本かまとめられている

若葉色は単純に切断されている。灰、黒、黒/青 が一緒になっている。黄/赤、橙/黒 も一緒になっている。後者は問題無し。VTRでも同じ接続の予定だった。

問題は前者の3本が一緒になっている部分。灰、黒/青 が一緒なのは問題無いが黒は分ける必要がある。VTRはスイッチボックスに来る前にウインカーリレーを経由しているのに対してCB1300はスイッチの後にリレーを経由する仕組みになっているのかな。

まあ、どうせ端子を全て付け替える訳なのでそれはいいんだけど、もっと問題なのはスタータースイッチの様子。

スタータースイッチ部の接点

VTRのヘッドライトに関わる部分を抜き出した配線図は以下。

VTR配線図よりヘッドライト関連部分を抜き出す

スタータースイッチは右のスイッチボックス、ヘッドライトHi/Loは左のスイッチボックス。ヘッドライトは12V 60/55Wなので5A弱の電流が流れている。これは感覚の問題かも知れないけど結構な電流の気がする。このスイッチを使いたくない。

リレーを仕込むか? と思ったが余計な重りを追加したくない。セルスターターで使われる電流を簡単に調べてみた所、VTRくらいだと50Aくらいなんじゃないかと思われ、これが55Aになった所で問題無いんじゃないかと思ったので、スターターを押した時にヘッドライトが消灯しなくても良いって事にしてみてはどうだろう。

この辺を旦那に話した所、

「バッテリーが弱って来た時に効いて来るよ、多分。自分のBMWはセルでヘッドライト点いたままだけど、バッテリ弱ってエンジン掛かんなくなって来た時に『消す機構つけとけよ』と思ったからね。」

との事だった。そのリスクを取れるならヘッドライトONでGOだな。

で、最終案はキタコのスタータースイッチ(品番:756−0500300)となった。プッシュボタン一個。

キルスイッチとハザードは無くしても法的に問題無いっぽいので。(寧ろ車検ありのバイクの場合、ハンドルを短くしようってのが構造変更に関わるので法的に問題と言えよう。250ccの「届け出済み証」には幅等の記載は無いのでまあ大丈夫だけど。)

配線はこう。

接続図、最終案

スイッチ二つと短絡3カ所。ハザードの線は廃止。カプラ取ったまま。

前ブレーキライトスイッチの線はACTIVEスイッチを分解した一部を使った。

(また長くなるので続く)