チェーンのオイルメンテ2011/01/21

通常チェーンと言えばルブでメンテするもんだけど、エンジンオイルやチェーンソーオイルでメンテナンスしている人も秘かにいるらしい。

サービスマニュアルにもばっちり書いてある。オイルも有りだと。

■メリット
(1) 汚れが落ち易い
ルブメンテのチェーンに触れたり、ルブが飛び散ったりすると汚れが極めて落ちづらい。もうめちゃくちゃ落ちづらい。が、オイルメンテならウエスで拭えば割と落ちる。フロントスプロケ辺りに溜まる泥と混ざった堆積物もオイルなら柔らかいので掃除しやすい。これがルブだともうやってらんない。

(2) チェーンが持つ
ルブのもっさりした汚れがチェーンに付いてない分、回転時の音はする気がする。が、現在VTRの走行距離 27,000kmにして未だ伸び代は半分も行っていない。このまま同じように伸びていくとしたら5万km以上は持ちそう。

(3) クリーナー要らず
ルブの時はチェーンクリーナーできっちり落としてて、これが結構直ぐに無くなるので不経済だったが、オイルだと最初にウエスでざっと拭ってからオイル注す。手早くやろうという場合はほんの数分ですむ。

■デメリット
(1) メンテサイクルが短い
人によっては200〜300km毎とか言うけど私はサイクル長め。ツーリング行くと300〜400km走る事が多いので、だいたい1,2回行ったらメンテナンス。ただし雨天走行したら直ぐにメンテしてあげないと速攻錆びる。以前、高速道路含めて1,000km以上をノーメンテで走ったことがある。この時はチェーンカラカラでキラキラした金属粉みたいなのが見られたので、流石に厳しかったみたい。オイルが切れてくると音が変わってくるので分かるっちゃー分かる。

(2) ルブより飛ぶ
オイルは柔らかいのでかなり飛ぶ。タイヤにつく。付けるオイルの量は慣れが必要。


■メンテグッズ
ジェットオイラーに入れたエンジンオイルと油絵用の硬めの筆。35ml容器だが結構持つ。何回持つかは数えてない。10回は使えてる気がする。オイルは廃油を使う人もいる様だが私はオイル交換の時の残り。シェブロンオイル20w-50の硬めのもの。(セローとVTRは10w-40を使用。20w-50は旦那のバイク用。おこぼれをいただく)

上記のサービスマニュアルにはギアオイル#80か#90とあるが、それより若干硬めかも知れない。なんでもいいけどギアオイルって臭くて…。

こんな感じで塗る。なのでチェーン幅以上の幅の平筆を買うとよろし。硬めでコシのあるもの。

タイヤの側面には積年のオイル筋。一回でこれだけ飛ぶわけじゃないので注意。一回のメンテ後に大体3〜10本程の新たな筋が付くと考えるといいかな。飛ぶオイルの量が微量だし、また、全部がタイヤの接地面まで到達するわけじゃないのでスリップの心配はほぼ杞憂だと思う。

[追記]
私はチェーンガード(パーツリストによると「ドライブチェーンケース」と言うらしい)を付けていないのでタイヤにまでオイル飛んでるけど、装着すれば飛ばなくなるんじゃないかな。最近「危ないから付けた方がいいのでは」との指摘を何度か受けたのでメンテの時に一手間かかるけど付けようかなぁ。

■秘かな交流
オイルメンテナーはオイルメンテナーを秘かに知る。
A「あ、このチェーンはォィr…」(ニヤリ)
B「ええ、そうです。貴方のチェーンも…」(ニヤリ)

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