オフロードはオフバイクで、らしい2010/07/11

雨続きで走れないので過去のツーリングの事でも書いてみる。
今年の黄金週間中、5/4の事。

この頃、不整地走行って面白そうだから何かと評価の高いセローが欲しいけど、3台目ともなると面倒見切れないので購入に踏み切れないでいた。セロー買うならホーネットは手放す事になるな、と。

VTRをオフバイクだという事にすれば、ひょっとしてイケるんじゃないかと思って山道に行ってみたら。


こうなった。

少し上りになっていてどうしても進まない。諦めて引き返すかと思い、とりあえず写真を撮った。雪は硬く、スタンドを出さなくても自立している。撮っている間にゆっくり倒れでもしたら笑ってやろうと思っていたが特にそういうことも無く。

すると上から先程私を追い越していったオフバイクの人が戻ってきた。
「この先は無理だから引き返した方がいいですよ〜」
と仰って後方に去っていかれた。

うん、私はこの先どころか「この場所」で駄目なのね。

この後、後輪を空転させて穴を掘った事を後悔しつつ汗だくで脱出。ここに来るまでに同じような下りの道に出会わなくて良かった。進むも駄目、引くも駄目になるところだった。条件の悪い下り(雪、泥、ゆるガレ)に出会ったら、引き返して来た時に上がっていけるかを確認した方がいいと肝に銘じた次第。

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後日、ホーネットが欲しいと言ってくれる知り合いがいたのでセロー(225WE)を買った。同じ山道に行ってみた。Let's リベンジ。

雪は消え去っていたけどVTRよりハイスピードで走れる。雪の日に3台程のオフバイクに追い抜かされたけど、腕のせいじゃなかったのだな。VTRだと滑らなさそうな所を探して目線が近くに近くに寄ってくるので「前を見ろ、前を見ろ」と呟きながら走っていたが、セローだとそういう事もない。軽いから転かしても平気というのが気を楽にもしてくれる。「この山道、いつ終わるんだろ」が「みじかっ」になる。

やはりオフロードはオフバイクで、という事らしい。サブのつもりだったが乗り易くて楽しくてメインになってしまいそうな勢いだ。梅雨が明けたら怒涛の山道に行くんだ、コレで。各方面から「山道は一人で行くな」と言われているけど、お仲間がいないので、まあ慎重に逝ってくる。じゃなくて行ってくる。

[補記]
この年、暖冬の予報が出ていたが実際はそんなに暖かくなかった。上記の山道は福島の黒沢林道(安藤峠の道)だが、只見の方でもいわきの方でも桜の開花は遅れていた。黄金週間の後半は晴れて暖かくなったので雪解けも桜の開花も駆け足だったかも知れない。